住宅ローンで借入期間50年ローンはやばい。何歳まで借りることができるのか

40年ローンは聞いたことがあるでしょう。


しかし、世の中、上には上がいます。50年ローンを扱える銀行も存在します。

普通のローンが35年なので、15年も長い借入期間。

それによるメリットが多きければ、デメリットも大きいです。

こんな人におすすめ
  • 借入期間50年を不動産屋に提案されている
  • 借入期間50年の住宅ローンについて、メリットとデメリットを知りたい
  • 住宅ローンについて初心者の人
目次

50年ローンの商品の概要

50年ローンの商品は、どんな人でも利用できるわけではありません。

本来であれば、35年ローンが通常の住宅ローン商品です。

35年ローンと50年ローンの違い

【35年ローン】

※各商品によって違いはあります。詳細は、ご利用の商品をご確認ください。

  • 完済年齢79歳11か月まで
  • 借入可能年齢44歳11か月
【50年ローン】
※各商品によって違いはあります。詳細は、ご利用の商品をご確認ください。
  • 完済年齢79歳11か月まで
  • 借入可能年齢29歳11か月
完済年齢がどの商品も79歳までと定めていることが多いため、自動的に借入開始年齢は、30歳以下になってしまいます。

借入期間50年ローンを不動産屋が勧める理由3つ

月の支払が減る

下記は、金利0.6%で、借入額と借入期間に応じた月の支払い額です。

金利0.6%35年50年差額
3,000万円7.9万5.7万2.2万
4,000万円10.5万7.7万2.8万
5,000万円13.2万9.6万3.6万
6,000万円15.8万11.5万4.3万
7,000万円18.4万13.5万4.9万

借入額が大きくなればなるほど、月の支払額の差額は大きくなります。

上記の表では、3,000万円の借入であっても、15年の借入期間を延ばすと、なんと22,000円も月の支払が下がります。

これは、本来であれば35年で支払う元金を50年に延ばしたことによって月支払い額を下げています。

総借入額を増やすことができる

下記は、借入期間に応じたおおよその最大借入額です。

35年50年差額
400万円3,170万3,700万530万
500万円3,980万4,650万670万
600万円4,770万5,600万830万
700万円5,570万6,510万940万
800万円6,370万7,450万1,080万
900万円7,160万8,400万1,240万

借入額が大きくなればなるほど、差額は大きくなります。

3,000万円の借入であっても、530万円も最大借入額を増やすことができます。

900万円の年収の場合は、なんと1,240万円も借りられる額が増えています。

銀行は、年間の支払額が収入や勤続状況に応じて問題がないかを審査するため、50年ローンは年間返済額が減るので、総借入額を増やすことができます。

※上記の計算は、銀行によって審査基準が異なるため、正しくは、銀行へご相談ください。

総借入額についての参考記事:家を買う年収はいくら必要?年収の何倍借りれる?8倍?現実的な年収 審査金利 返済比率について

団信保証が長く続く

団信は、住宅ローンを支払っている間の保証です。

本来であれば、35年ローンで完済したら、保証は切れますが、50年ローンの場合は、50年ローンが完了してから団信が終了します。

団信ついての参考記事:住宅ローンの団体信用生命保険(団信) 月いくらなのか 告知等の加入条件とは

まとめ
  • 借入期間が15年も延びると月の支払は2万以上も下がるので、効果が高い
  • 借入期間が15年も延びると借りられる額は500万円以上も上がるので、効果が高い

 


50年ローンはやばいと言われる理由3つ

利息の支払額が高くなる

下記は、金利0.6%で、借入額と借入期間に応じた、総支払利息です。

金利0.6%35年50年差額
3,000万円326万473万147万
4,000万円435万630万195万
5,000万円544万788万244万
6,000万円653万946万293万
7,000万円762万1,100万338万

借入額が大きくなればなるほど、月の支払額の差額は大きくなります。

3,000万円の借入をした場合、35年と40年での総支払利息の差額は、約42万円です。

50年以上のローン返済は、定年後の残債が多くなる

下記は、金利0.6%で、29歳に借入、借入額と借入期間に応じた、65歳定年時の残債額です。

金利0.6%35年50年差額
3,000万円468万932万464万
4,000万円624万1,243万619万
5,000万円780万1,554万774万
6,000万円936万1,865万929万
7,000万円1,092万2,175万1,083万

3,000万円を借りた場合は、65歳時の残債は、差額464万円です。

7,000万円を借りた場合は、65歳時の残債は、差額1,083万円です。

借りている期間が長いと金利が上昇したときの影響を受けやすい

借入期間が長い場合は、元金返済に期間を要するため、金利が上昇した場合は影響を受けやすいです。

 

まとめ
  • 利息については、15年で数百万円程度。
  • 定年時の残債は、15年も借入期間が延びると、倍額レベルの残債になる。

 


50年ローンがおすすめな人

おすすめな人
  • 収入の増加が見込める人
  • 資産運用が得意な人
  • 2人以上の収入原がある

50年ローンをおすすめできない人

おすすめできない人
  • 定年時の残債が多額になってしまい、返済する目途がない人
  • 単身者で住宅ローン利用者

50年ローンは定年時の残債が、倍額近いので、長期目線で見るとリスクのある住宅ローン商品です。

29歳で4,000万円を借りた場合、65歳まで35年たっていますが、35年も支払っているのに、まだ600万円も残債が残っていることになります。本来であれば35年でローン完済のタイミングです。

この事実をどのようにとらえるか、住宅ローンを借りる人の考え方やライフプランに依存するところが大きいでしょう。


まとめ

50年ローンが扱える銀行は、数が少ないです。

メガバンクでは扱えないでしょう。地銀で50年ローンを借りる場合、メガバンクよりも金利が高い傾向にあるため、総支払額はもっと高くなってしまうことがありえます。

50年ローンを検討の前に35年でどうにかできないかを試行錯誤し、次に40年ローンを試行錯誤し、それでも難しい場合に初めて50年ローンを検討するようにしましょう。

土地と戸建てについて知りたい人はこちらのページをご参照ください⇒土地と戸建ての住宅メディア – 何も知らずに家を買うな


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この記事を書いた人

不動産を愛しています。売買不動産歴10年以上、法人営業、個人営業を経験。売却査定数は5000件以上、内見数は1000件以上、取引数は500件以上、リノベーション件数300件、顧客満足な案件も、訴訟レベルのトラブル案件も経験してきました。不動産購入を検討している人やリノベーションを検討している人、不動産関係者に有益な情報を提供していきます。

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