中古マンションで気になる上の階の足音はどれほどか?お互い様の関係性を作りたい

マンションを購入しようと考え始めたとき、多くの人が最初に抱く不安のひとつが「音」の問題です。
特に、上の階から聞こえてくる足音や生活音は、実際に住んでみないと分からない部分が多く、購入前の大きな判断材料になりますよね。
マンションは共同住宅であり、どれだけ構造がしっかりしていても、完全に音を遮断することはできません。
そのため、隣接住戸の存在は想像以上に大きく、生活の質を左右する重要なポイントになります。
この記事では、マンション購入を検討している方が特に気になる「上階の音」や「隣人トラブル」の実態、そして購入前にできる対策について、できるだけ分かりやすく、解説していきます。
不安を抱えたまま物件選びをするのではなく、知識を持って冷静に判断できるようになることが目的です。


こんな人におすすめ
  • これから中古マンション購入を検討している人
  • 近隣トラブルが恐い
  • 上の階の音について知りたい

マンションで暮らすうえで避けて通れないのが「生活音」。
どれだけ静かな物件でも、どれだけ構造がしっかりしていても、人が生活している以上、音は必ず発生します。
そして、その音が「気になる音」になるか「気にならない音」になるかは、構造だけでなく、住む人の生活スタイルや家族構成、さらにはあなた自身の音への敏感さによっても変わってきます。
購入前の内見では、どうしても“静かな時間帯”に訪れることが多く、実際の生活音を体験できないまま契約してしまうケースも少なくありません。
だからこそ、どんな音が聞こえる可能性があるのかを事前に知っておくことは、後悔しないマンション選びにおいて非常に重要です。
ここでは、マンションでよく問題になりやすい音の種類を、できるだけ具体的に紹介していきます。
「こんな音があるんだ」と知っておくだけでも、内見時のチェックポイントが大きく変わります。

 

単に足音

足音は、マンションで最も多く聞こえる生活音のひとつです。
大人の歩く「トントン」という音から、子どもが走り回る「ドタドタ」という音まで、種類も大きさもさまざま。
特に子どもがいる家庭では、走り回る音やジャンプする音が下の階に響くことがあります。
足音は昼間の活動時間帯に聞こえることが多く、夜になると自然と静かになる傾向があります。

 

玄関扉を閉める音

玄関扉の「バタン!」という音は、想像以上に響きます。
上階には届きにくいものの、隣の住戸にはしっかり伝わることが多いです。
特に、共用廊下側に寝室が配置されている間取りでは、夜遅くに帰宅する住人の扉の音が気になる可能性があります。
内見時には、実際に扉を閉めてみて、どれくらい響くのかを確認しておくと安心です。

 

水道の音や排水の音

鉄筋コンクリート造のマンションでは、水道の音は比較的聞こえにくいですが、排水音は別です。
マンションには最上階から1階まで縦に伸びる排水管があり、その中を水が流れる音が響くことがあります。
図面に「PS(パイプスペース)」と書かれている部分が排水管の位置で、この周辺は音が聞こえやすい傾向があります。
古い物件では、排水管が天井裏を通っている場合もあり、その場合は天井から音が聞こえることもあります。

パイプスペースの音の原因の詳細はこちら ⇒ マンションのPSがうるさい原因は?間取りから考えるパイプスペースの音の原因 – ミクロ不動産

 


防ぐためには

「音は完全には防げない」と聞くと、不安になってしまうかもしれません。
しかし、実際には“音が気になりにくい物件を選ぶ方法”や“購入前にできるチェック”がいくつもあります。
大切なのは、音をゼロにすることではなく、「自分が許容できる範囲かどうか」を見極めること。
音の感じ方は人によって大きく異なります。
同じ物件でも「全然気にならない」という人もいれば、「毎日ストレスになる」という人もいます。
だからこそ、内見時のチェックはとても重要です。
ここでは、購入前にできる具体的な対策を紹介します。
これらを意識するだけで、住んでからのギャップを大幅に減らすことができます。

内見のときに上の階の足音がするかを確認する

静かな時間帯でも、耳を澄ませば意外と生活音が聞こえることがあります。
上階の足音が聞こえるかどうか、しばらく立ち止まって確認してみましょう。
その音が自分にとって許容できるかどうかが大切です。

 

玄関扉が閉まる音を確認しましょう

内見時に、実際に玄関扉を閉めてみて、どれくらい響くのかを確かめましょう。
もし隣の住人が帰宅するタイミングに遭遇できたらラッキー。
部屋の中でどれくらい聞こえるのかをチェックできます。

扉を閉める音、鍵を開ける音、閉める音を確認しましょう。

 

排水の音や水道の音の確認

パイプスペース付近で排水音が聞こえるかどうかを確認しましょう。
古い物件では天井裏から音がすることもあるため、キッチンやトイレ、洗面所、浴室の天井にも注意を向けてみてください。

古い物件だとコンクリートを貫通して、上の階の排水管が下の階の天井裏に経路していることがあります。この場合は、天井裏から聞こえる可能性もあります。

使うタイミングが限られるため、確認が難しいですが、意識しておくといいでしょう。

 

隣接住戸の家族構成を確認する

売主さんがいれば直接聞くのがベスト

内見時に売主さんが立ち会っている場合、隣接住戸の家族構成や生活スタイルについて聞けることがあります。
「どんな方が住んでいますか?」と軽く尋ねるだけでも、得られる情報は大きいものです。

売主さんがいない場合は共用廊下から観察する

売主さんが不在のケースは多いため、その場合は共用廊下から隣接住戸の雰囲気を観察してみましょう。
玄関前に置かれた物や、生活の気配からある程度の情報が読み取れることがあります。

子供用の自転車やおもちゃがある場合

玄関前に子ども用の自転車やキックボードが置かれている場合、子どもがいる家庭の可能性が高いです。
子どもがいると、足音や泣き声が聞こえることもあります。
もちろん、それが悪いということではありませんが、あなたの生活スタイルと合うかどうかを考える材料になります。

バルコニー側からも確認してみる

バルコニーから隣の住戸を軽く覗いてみたり、マンション外からバルコニーの様子を確認するのもひとつの方法です。
洗濯物や置かれている物から、家族構成や生活リズムが見えてくることがあります。

 


住んだ後の近隣との関係性が大切

どれだけ慎重に物件を選んでも、実際に住んでみて初めて分かることは必ずあります。
特に音の問題は、構造・家族構成・生活リズムなど複数の要素が絡むため、完璧に予測することは不可能です。
もし住んだ後に「思ったより音が気になる…」と感じたとしても、それはあなたのせいでも相手のせいでもありません。
共同住宅である以上、一定の確率で起こり得る自然なことです。
大切なのは、問題が起きたときにどう向き合うか。
そして、日頃からどんな関係性を築いておくかです。
音の問題は、相手との関係性によって受け止め方が大きく変わります。
まったく知らない相手の音だとストレスに感じやすいですが、挨拶を交わす程度の関係があるだけで「まあ仕方ないか」と思えることもあります。
逆に、関係性が悪いと、些細な音でも気になってしまうものです。
ここでは、住んだ後に音が気になった場合の向き合い方や、トラブルを避けるためのコミュニケーションのコツを紹介します。

最初のうちは直接言わず、様子を見る

音が気になったとしても、すぐに相手に伝えるのは避けたほうが無難です。
たまたま生活リズムがずれただけ、ということもありますし、相手も気づいていないだけかもしれません。

少しずつコミュニケーションを取る

朝の挨拶や、すれ違ったときの軽い会釈だけでも十分です。
日常的に顔を合わせる関係ができていれば、音の相談もしやすくなります。

関係性ができると、音の許容度が上がることもある

相手の人柄が分かると、不思議と音への感じ方が変わることがあります。
「この人なら仕方ないな」と思えるようになり、ストレスが軽減されることもあります。

 


まとめ

マンション購入における「音」の問題は、多くの人が抱える不安でありながら、実際に住んでみないと分からない部分が多いテーマです。

だからこそ、購入前にできる限りの情報を集め、隣接住戸の家族構成や生活の気配を丁寧に観察することが、後悔しない物件選びにつながります。

とはいえ、どれだけ慎重に選んでも、生活音がまったくない環境は存在しません。

大切なのは、音が気になったときにどう向き合うか、そして日頃からどんな関係性を築いておくかです。

挨拶を交わすだけでも、相手への印象は大きく変わり、音の受け止め方も柔らかくなります。

マンションは「建物」だけでなく「人」と共に暮らす場所。構造や設備と同じくらい、周囲の住人との距離感やコミュニケーションが、あなたの暮らしの満足度を左右します。

事前のチェックと、住んでからの関係づくり。この二つを意識することで、安心して長く暮らせる住まいに近づいていけるはずです。

土地と戸建ての情報発信はこちら ⇒ 土地と戸建ての住宅メディア – 何も知らずに家を買うな


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

不動産を愛しています。売買不動産歴10年以上、法人営業、個人営業を経験。売却査定数は5000件以上、内見数は1000件以上、取引数は500件以上、リノベーション件数300件、顧客満足な案件も、訴訟レベルのトラブル案件も経験してきました。不動産購入を検討している人やリノベーションを検討している人、不動産関係者に有益な情報を提供していきます。

コメント

コメントする

目次