【断りメール例】不動産購入の申し込みキャンセル率を解説!撤回可能?2番手は諦めるしかない?

    不動産の購入申し込みって、実際に経験してみると想像以上に気持ちが揺れ動くものです。

    「この物件すごくいい!」

    と勢いで申し込みたくなる瞬間もあれば、

    営業マンに押されて流れで申し込んでしまうケースもあります。

    また、軽い気持ちで申し込んだものの、後から冷静になって不安が押し寄せてくることも珍しくありません。

    賃貸なら気軽に申し込めても、購入となると関わる人も多く、金額も大きい。

    だからこそ、申し込み後に

    「本当にこれで良かったのかな…」

    と悩むのは、むしろ自然なことなんです。

    この記事では、購入申し込み後の流れから、キャンセル率、実際にキャンセルした場合の影響、そして丁寧な断り方まで、あなたが安心して判断できるように、ひとつずつ丁寧に紹介していきます。

    こんな人におすすめ
    • 現在購入申し込みをしている人
    • これから購入申し込みを検討している人
    • 不動産購入を検討している人
    • 購入申し込みをキャンセルしたい人

    目次

    購入申し込み後の流れ

    購入申し込みをすると、そこから一気にいろいろな人が動き始めます。

    売主、売主側仲介、その上司、買主側仲介、法務担当者など、あなたが見えないところで多くのプロが同時に動き出すため、初めての人は「え、こんなに早く進むの?」と驚くことも多いです。

    でも、実際にどんな流れで進むのかを知っておけば、不安はぐっと減ります。

    ここでは、申し込み後に何が起きるのかを、できるだけわかりやすくお伝えします。

    購入申し込みとは、買主が

    「この物件を買いたいです」

    という意思を売主に書面で伝える行為です。

    ただし、この時点では 法的拘束力はありません。

    実際に法的な効力が発生するのは、売買契約書にサインした後です。

     

    申込後、売主側不動産仲介へ通知

    まず、あなたの申し込み内容が売主側の仲介会社へ共有されます。

    もし価格交渉などの条件がある場合、

    この段階で「その条件は難しい」

    と判断されれば、そもそも売主に話が上がらないこともあります。

     

    売主に購入申し込みの通知。

    売主側仲介が「この条件なら売主に持っていける」と判断した場合、正式に売主へ申し込みが伝えられます。

     

    価格交渉等の条件について結果が出る。

    たとえば100万円の値引きを希望した場合、売主が「50万円ならOK」と判断すれば、その結果が買主側仲介に返ってきます。

    価格交渉のやり方についてはこちらの記事を参考にしてください ⇒ 不動産購入(中古マンション)の価格交渉のコツやタイミング 相場を徹底解説! – ミクロ不動産

     

    買主に結果伝わる。

    買主側仲介からあなたへ「50万円までなら交渉可能でした」と連絡が入ります。

     

    買主から意向を伝える。

    その条件で問題なければ、改めて「その条件で購入します」と意思表示します。
    再度書面を出す必要はなく、口頭でOKです。

     

    話がまとまり、契約日が決まる。

    売主に「50万円値引きで購入します」と伝え、契約日を決定します。
    通常は1週間以内に設定されることが多いです。

     

    不動産仲介担当者は契約書作成をする。

    ここから仲介会社は一気に忙しくなります。

    契約書作成には多くの工程があり、慣れていない担当者だと休日返上で作業することもあります。

     

    契約書作成に伴う行程

    • 重要事項調査報告書を管理会社へ請求 おおよそ2万円くらい費用発生
    • 役所へ物件調査 都市計画課、建築指導課等 半日
    • 現地調査(既に完了している事が多いが、再度実施することもアリ)
    • 重要事項説明書10時間
    • 売買契約書1時間
    • 媒介契約書1時間
    • 他書類作成2時間
    • 作成完了後は上長チェック
    • 法務部がある会社であれば法務部担当チェック
    • チェックバックを修正するのに2時間程度
    • 再調査が必要な場合は役所調査と現地調査を実施
    • 再度上長チェック、法務部チェック
    • 契約書類を印刷や、製本、添付書類を全てまとめて準備するのに3時間程度

    このような行程があります。

    全ての行程を完了するのに、初めて作る人だと1カ月程度、少し慣れてきて2週間程度、早い人で2日~1週間程度の時間を要します。

    通常業務と合わせて上記を実施する為、作業が追い付かず、残業や休日出勤をして作成する人も多いです。

     

    契約締結

    当日の流れとして

    • 不動産売買契約書締結
    • 重要事項説明書締結
    • 一般媒介契約書締結
    • リノベーションをする場合は工事請負契約締結
    • 手付金支払と領収書受領
    • その他書類一式を受領

    重要事項説明書や売買契約書の読み合わせなどで2〜3時間ほどかかります。
    手付金の支払いもこのタイミングです。

    ここまでが「購入申し込み後に実際に起きること」です。
    流れを知っておくだけでも安心感があるでしょう。

    優秀な担当者の見極め方:不動産購入 仲介担当者の能力値は優秀なのか無能なのかの見極め方10選 – ミクロ不動産


    購入申込をして2番手になってしまった場合の繰り上がり

    後記しますが、購入申し込みをしてからのキャンセルはほとんどありません。

    キャンセルがほとんどないため、可能性があるとしたら1番手の人が住宅ローン審査否決になってしまい、2番手が繰り上がる場合があります。

    しかし、この可能性もレアケースです。2番手になってしまった場合は基本的には諦めるのが、精神衛生上ストレスが無いでしょう。

     


    中古物件で購入申し込み後のキャンセル率はどの程度なのか

    購入申し込みをしたあと、多くの人がふと不安に襲われます。
    「本当にこの物件で良かったのかな…」
    「もっと他に良い物件があるんじゃないか…」
    「勢いで申し込んでしまったけど大丈夫だろうか…」
    こうした気持ちは、実は誰にでも起こり得るものです。

    実際の現場では、購入申し込み後にキャンセルする人は驚くほど少ないのが現実です。
    ここでは、なぜキャンセル率が低いのか、どんなケースでキャンセルが起きるのか、そして「キャンセルしてもいいのか?」という多くの人が抱える疑問に、丁寧にお答えしていきます。

    中古物件の購入申し込み後のキャンセル率は、実務的には ほぼ0%に近い と言われています。
    もちろん、状況によって多少の変動はありますが、それでもキャンセルは非常にレアケースです。

    とはいえ、以下のようなケースではキャンセルが発生することがあります。

    • 買主仲介担当者が強引で、断りづらい雰囲気のまま申し込んでしまった
    • 買主自身が購入申し込みを深く考えず、軽い気持ちで出してしまった
    • 物件が特殊で、申し込み後の調査結果を条件にしていた

    こうしたケースでは、後から冷静になって「やっぱり違う」と感じることもあります。

    そして、この記事を読んでいるあなたも、
    「キャンセルしてもいいのかな…?」
    という不安を抱えているから本記事を読んでいるのではないでしょうか。

    結論は、とてもシンプルです。

    結論:購入申し込みはキャンセルしても問題ありません。

    購入申し込みには 法的拘束力がありません。
    売主に損害が出たとしても、買主が補償する義務はありません。

    つまり、あなたが「違う」と感じたなら、キャンセルしても問題はありません。
    むしろ、数千万円の買い物です。
    納得できないまま進めるほうが、後悔につながります。

    悩んでいるのなら、キャンセル連絡を入れるか、不動産仲介担当者に相談する連絡を入れるようにしましょう。

     

    購入申込をキャンセル後の実質的な損失とは何か?

    「キャンセルしてもいい」と言われても、やっぱり気になるのが
    “迷惑をかけてしまうのではないか?”
    “どんな損失が発生するのだろう?”
    という部分だと思います。

    不動産購入は多くの人が関わるため、あなたが見えないところでさまざまな準備が進んでいます。
    だからこそ、キャンセルしたときにどんな影響があるのかを知っておくと、気持ちの整理がしやすくなります。
    ここでは、実際にどんな負担が発生するのか、そして買主側にどんな影響があるのかを、わかりやすくお伝えします。

    購入申し込みをキャンセルした場合、不動産会社にとっての実質的な損失は 契約書作成にかかった時間と費用 です。

    契約書作成には、

    • 管理会社への調査依頼(約2万円)
    • 役所調査
    • 現地調査
    • 契約書・重要事項説明書の作成
    • 上長・法務部のチェック
    • 印刷・製本作業

    など、多くの工程があり、担当者が休日返上で作業することもあります。

    ただし、これはあくまで 不動産会社側の内部的な負担 であり、買主が費用を負担する必要はありません。

    ●買主側の“実質的な損失”は何か

    唯一考えられるのは、
    担当者との関係性が悪化する可能性 です。

    未熟な担当者ほどキャンセルに対して感情的になりがちで、
    「なんでですか?」
    「困りますよ」
    と圧をかけてくることもあります。

    しかし、経験豊富な担当者はキャンセル率が低く、
    むしろ「何かあったのかな?」と心配してくれるほどです。

    不動産購入は担当者の質で大きく結果が変わります。
    キャンセル時の対応が誠実な担当者は、今後も頼れる存在になるでしょう。

     


    購入申し込みの断り方やメール例文

    「キャンセルしてもいい」と頭ではわかっていても、
    実際に担当者へ伝えるのは勇気がいりますよね。

    特に、担当者が熱心に動いてくれた場合や、強めの営業をしてくるタイプだった場合、
    「どう伝えれば角が立たないだろう…」
    「嫌な思いをさせたくない…」
    と悩む人はとても多いです。

     

    購入申し込みの理由は買主それぞれあると思います。

    • 物件の何かしらの条件が受け入れられずキャンセル
    • 家族からのNG
    • 友人からのNG
    • もっと条件の良い不動産会社からの購入に変えたい
    • 不動産仲介手数料無料の会社からの購入に変更したい
    • お願いしている不動産担当者が雑であったり、接客対応に不満がある

    そこで、ここでは 状況別に使える丁寧な断りメールの例文 をご紹介します。
    電話が苦手な人でも、そのまま使えるように、やわらかく、誠実さが伝わる文章に仕上げています。

       

      メール例文① 物件の条件で断る場合

      ●●様


      お世話になっております。

      先日は内見のご案内をいただき、ありがとうございました。

       

      ●●さんのご案内はいつも丁寧で、細かなポイントまで教えてくださるので、本当に勉強になります。

      今回の物件についても、しっかり理解したうえで購入申し込みができたのは、ひとえに●●さんのおかげです。

       

      その後、家族とも話しながらじっくり考えてみたのですが、

      どうしても予算がギリギリで、将来的な収支に不安が残ってしまいました。

      また、60㎡台の広さだと、将来家族が増えたときに手狭になる可能性があり、その場合は再度買い替えが必要になるのでは…という心配も出てきました。

       

      ●●さんには熱心にご対応いただいたのに、このようなご連絡をするのは

      本当に心苦しいのですが、今回の購入申し込みを一度キャンセルさせていただければと思います。

       

      本来であれば直接お話しすべきところ、メールでのご連絡となり申し訳ありません。

      どうぞよろしくお願いいたします。

       

      電話対応が厳しい場合は、「恐れ入りますが、今日と明日は仕事が詰まっており電話対応が難しくなってしまいます。本来であれば、対面や電話でお伝えするところメールでの連絡隣恐れ入ります。」と入れても良いと思います。

       

      メール例文② 家族や友人の理由で断り場合

      ●●様

       

      お世話になっております。

      先日は内見のご案内をいただき、ありがとうございました。

      ●●さんのご案内はいつも丁寧で、物件の良い点も注意点もわかりやすく説明してくださるので、今回の申し込みも納得して進めることができました。

      本当に感謝しております。

       

      その後、家族に相談したところ、「もう少し築浅の物件のほうが良いのでは?」という意見が出てきました。

      特に父からは、援助の話も出ており、そうなると家探しの条件自体が大きく変わってしまいそうです。

      ●●さんにはたくさん動いていただいたのに、このような形で申し訳ないのですが、

      一度今回の申し込みをキャンセルさせていただければと思います。

       

      家族と改めて条件を整理し、仕切り直したいと考えております。

       

      本来であれば直接お伝えすべきところ、メールでのご連絡となり恐縮ですが、

      どうぞよろしくお願いいたします。

       

      メール例文③ 担当者に不満がある場合

      担当者に直接不満を伝える必要はありませんし、家族の意見を理由にするのが最も角が立ちません。

      仮に担当者への意見を申して担当者を変えてもらったところで、その会社に対しての不信感は払拭しきれないと思います。

       

      ●●様

       

      お世話になっております。

      先日は内見のご案内をいただき、ありがとうございました。

       

      その後、家族や友人に相談したところ、

      「もう少し築浅の物件のほうが良いのでは?」という意見が出てきました。

      父から援助の話も出ており、家探しの条件を一度見直す必要がありそうです。

       

      大変恐縮なのですが、今回の申し込みは一度キャンセルさせていただければと思います。

      家族と話し合い、改めて方向性を整理したいと考えております。

       

      また、今日と明日は仕事が立て込んでおり、電話での対応が難しい状況です。

      本来であれば直接お伝えすべきところ、メールでのご連絡となり申し訳ありません。

      どうぞよろしくお願いいたします。

       


      まとめ

      不動産の購入申し込みは、賃貸のように気軽に出せるものではなく、多くの担当者が同時に動き始める重要な合図になります。

      ただし、この段階には法的拘束力がなく、申し込み後に不安が生まれたり、条件を再検討した結果キャンセルすることも珍しくありません。

      キャンセルしても買主に不利益はなく、必要なのは丁寧な連絡だけです。担当者の力量によって対応は異なりますが、誠実な担当者なら事情を理解し、今後の家探しも支えてくれます。

      大切なのは、納得できる判断をすることです。

      いろいろと書きましたが、詰まるところ絶対に後悔しない不動産購入をできるようにするためには一人で抱え込まずに、信頼できる家族や友人へ相談してみることも大切です。

      一歩下がって確かな決断ができるように気持ちをコントロールしましょう。

       

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        この記事を書いた人

        不動産を愛しています。売買不動産歴10年以上、法人営業、個人営業を経験。売却査定数は5000件以上、内見数は1000件以上、取引数は500件以上、リノベーション件数300件、顧客満足な案件も、訴訟レベルのトラブル案件も経験してきました。不動産購入を検討している人やリノベーションを検討している人、不動産関係者に有益な情報を提供していきます。

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