マンションの図面に書かれている、PSやMBといった用語は何のことを言っているのかを解説します。
- 不動産の専門用語を知りたい
- PS(パイプスペース)、MB(メーターボックス)、について知りたい



マンションの間取り図に記載されているPSとは、キッチン、洗面台、浴室、トイレ、洗濯機の排水を流す排水管を流す管が最上階から1階まで繋がっている管がある場所です。
マンションの構造によりますが、雑排水と汚水でそれぞれパイプスペースがあることが多いです。
- キッチン
- 浴室
- 洗面台
- 洗濯機
- トイレ



上記の図のように、排水は地下に潜っています。全ての階から地下に排水を流すために、1階から最上階である4階まで縦に管を設置し、各部屋のキッチンから排水を流しています。
上記の図では、キッチンだけを例にしていますが、トイレ、浴室、洗面台、洗濯機も同じように排水されています。
皆さんが目にするSUUMO等の図面には「PS」と記載されいているか「×(デッドスペース)」で記載されています。
PS(パイプスペース)は、共用部なので、リフォームで場所を移動するなどはできません。
リフォームする際は、PSの位置は移動しない前提で設計をしましょう。
近隣トラブルを避ける方法の記事:近隣トラブルに出くわさないようにする調査方法とよくある事例について – ミクロ不動産
パイプスペース PSで内見のときのチェックポイント
PS本体を目視確認できることは稀
PS本体は壁に囲われているため、目視確認できることは稀です。
ごく稀にPSが入っている壁に点検口が付けられていることがあります。
点検口を開ければ見ることができます。
キッチンや洗面の排水管の材質を確認する
銅管を使っている場合は、10年以上経過後、漏水する確率が高いです。
築が古いマンションだと、銅管が使われていることが多いです。
リノベーション済み物件であれば、専有部は交換されている可能性が高いです。
排水管が交換されているかは必ず確認するようにしましょう。
リフォームをするときに水回りは移動できるか確認
壁排水だと水回りは移動しずらい
下の写真の赤丸部分のように、排水が壁に向かっている場合は壁排水です。



下の絵も排水が壁に向かっています。



床排水だと水回りの移動がしやすい
下の写真の赤丸のように排水が床に向かっている場合は床排水です。



パイプスペースPS本体は移動してはいけない
間取り図に書いてあるPS部分はリフォーム工事で、移動してはいけません。
縦管は共用部なので、移動や交換は管理規約上不可です。
キッチンや風呂等に繋がっている排水管は、専有部分なので、交換可能です(ごく稀に交換不可のマンション有)。
内見時のチェックポイント40選:中古マンション購入で内見のチェックリスト40選をポイントごとに解説 – ミクロ不動産
排水の経路を調べる方法
専有部の排水管は、内見だけでは、経路を調べることはできないことが多いです。
内見時点では、予測までできます。
経路まで調べるとしたら、そのマンションが建築された当初の竣工図(青図)を閲覧しなければ把握ができません。
リノベーションを前提としている場合は、竣工図を確認して排水管の位置を事前に確認しておくと良いでしょう。
リノベーションを前提とした内見のチェックポイント:中古マンションを買ってリノベーションする際の注意点 失敗しない方法 徹底解説 – ミクロ不動産
パイプスペースPSの排水管交換の確認方法
共用部の縦の排水管が交換されているかどうかの確認として、重要事項調査報告書という書類を確認するようにしましょう。
重要事項調査報告書とは、管理状態や、工事履歴が書かれている書類で、不動産購入前には必ず目を通しておくべき書類です。
重要事項調査報告書の工事履歴に、排水管更新工事と書いてあれば、更新されていることでしょう。
排水管工事は、専有部が絡む工事のため、一般的に可決されるのに時間がかかります。
工事も大規模なため、数千万円レベルで費用がかかります。
共用部の縦管が更新されているかどうかは、買主が気にするポイントです。
更新されているマンションは管理状態が良いという見方ができ、資産価値が高いです。
売るときのアピールポイントになります。
メーターボックスとは MBとは
メーターボックスとは、共用廊下側に設置されている、水道メーターや電気メーターなどが設置されている場所のことです。
各住戸に設置されいます。
パイプスペースは、排水管を集める縦管に対して、メーターボックスは水道メーターがあり、給水管がある箇所です。
メーターボックスは普通は躯体に囲われており、移動などはできません。躯体に囲われていなかったとしても共用部のため移動や改装はしてはいけません。
パイプスペースとなんとなく似たような言葉ではありますが、用途は別の設備です。
メーターボックスMBの空間を物置にしてもいいのか
メーターボックスの空間は、物置にできるくらいの広さがあります。
物を置いている居住者が多いことも事実です。
しかし、共用部には、管理規約上では、物を置いてはいけません。
物を置いて万が一事故につながった場合は、居住者の責任になってしまうことでしょう。
管理規約の見方の解説記事:管理規約とは チェックポイントを解説 使用細則、修繕細則、ペット飼育細則
まとめ
パイプスペースは不動産業界では、知らない人はいないような言葉ですが、エンドユーザーからすると何のことかわからない人が多いことでしょう。
マンション購入を検討すると、パイプスペースがない物件は存在しないため、すぐに覚えることになると思います。
築古物件の内見に言った際は、専有部配管が交換された履歴があるかと、共用部配管が更新された履歴があるかは確認するようにしましょう。
特に、築古物件で専有部配管が交換されていない場合は、漏水の原因となり、下階へ迷惑をかけてしまう結果になりかねません。
必須で確認するようにしましょう。






















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コメント一覧 (3件)
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