中古マンション内見チェックリスト38選|プロが見るべきポイントを完全解説

中古マンション内見チェックリスト38選|プロが見るべきポイントを完全解説

    中古マンションの内見では、「どこを見れば正解なのか」が分からず、 なんとなく雰囲気だけで判断してしまう人がとても多いです。 しかし実際に価値を左右するのは、日当たりや間取りよりも “見落とされやすい欠点” のほう。 管理状態・住民層・構造・周辺環境──これらは写真では絶対に分からず、内見でしか確認できません。

    内見のチェックポイントは、細かく見ると100以上あります。しかし、100もの数をチェックすることは現実的ではないでしょう。

    そこでこのページでは、1000件以上の内見経験から「本当に見るべきポイントだけ」を38項目に厳選し、 室内・共用部・エントランス・周辺環境の4つの視点で体系化しました。

    目的はただひとつ。 「買ってはいけない物件」を確実に避けること。

    詳細な解説はすべて専門記事に逃がし、 ここでは “判断に直結するチェック項目だけ” を一瞬で理解できるようにしています。

    今日これから内見に行く人でも、初めての人でも、 この38項目を押さえれば 失敗しない中古マンション選びができる はずです。

    内見のチェックポイント特化の本記事、最後までご覧ください。

    💡中古マンション購入でよくある失敗・後悔50選|不動産屋が教える買ってはいけない物件

    💡不動産会社・担当者の選び方ガイド|失敗しない中古マンション購入のための完全版

    💡【保存版】不動産用語100選|初心者でもわかる業界用語一覧

    このページでわかること
    • 内見時のチェックポイント
    • 失敗しない不動産購入をする方法

    中古マンションの内見では、
    確認すべきポイントが多くあります。

    まずは以下のチェックリストを確認しましょう。

    💡PDFのチェックリストはこちら

     

    目次

    室内の内見チェックポイント

    中古マンションの内見では、広さや日当たりだけでなく、設備・構造・将来のリノベ可能性まで確認することが重要です。ここでは、プロが必ず見る主要ポイントを初心者向けにわかりやすく整理します。

    本記事の要点

    • 生活の快適性は「電気容量・換気・構造」で大きく変わる。
    • リノベ前提なら、排水方式・PS位置・梁寸法などが費用に直結する。
    • 壁式/ラーメン構造は、将来の間取り変更や売却価値に影響する。

    下記の図面は、室内でチェックする箇所です。

    中古マンション内見チェックリスト38選|プロが見るべきポイントを完全解説 - 画像5

    テレビ付きインターフォンの有無

    テレビ付きインターフォンは、防犯性・利便性・売却時の印象に大きく影響します。
    古い物件では非対応の場合もあるため、交換可能かどうかを事前に確認しておきましょう。

    セキュリティについては、奥が深いです。細かな部分はマンション購入で気になるセキュリティのチェックポイント10選。最強クラスのセキュリティとはをご参照ください。

     

    電気メーターの方式(単相3線/単相2線)

    生活の快適性を左右する重要項目です。

    電気の契約アンペア数の目安は?電気代節約に最適なアンペア容量と選び方【徹底解説】

    • 単相3線:最大60A・200V対応で現代の生活に適応
    • 単相2線:最大30A・100Vのみでブレーカーが落ちやすい

    共用廊下のメーター表示(単3/単2)で確認できます。築古物件では特に注意。

    PSやMBについての基本的な解説はパイプスペースPSとは?メーターボックスMBとはなんなのかを確認してください。

    中古マンション内見チェックリスト38選|プロが見るべきポイントを完全解説 - 画像7

     

    壁が抜けるかどうか(構造の種類)

    将来のリノベ自由度に直結します。

    壁式構造とラーメン構造については団地のメリットとデメリットこの記事で解説しています。

    • 壁式構造:壁が抜けないことが多い
    • ラーメン構造:間取り変更しやすい

    購入時にリノベ予定がなくても、売却時の価値に影響するため確認必須。

     

    換気扇の有無と排気経路

    まれに「換気扇が設置できない構造」の物件があります。
    換気が弱いと、匂い・湿気・カビの原因になり、後付けも困難な場合があります。

     

    リノベーション前提で確認すべきポイント

    リノベ費用に直結するため、以下は必ず確認。

    素人判断が難しいため、可能なら専門家同行が安心。

    中古マンションを買ってリノベーションする際の注意点 失敗しない方法 徹底解説

     

    バルコニー防水の状態

    直接的な購入判断には影響しにくいものの、管理状態の指標になります(ルーフバルコニーはやめたほうがいいデメリット11選とメリット8選 戸建てとマンションそれぞれ解説)。

    • コケ
    • ひび割れ
    • 膨れ
    • 剥がれ

    劣化が目立つ場合、管理組合の修繕計画が遅れている可能性も。

    素人判断が難しいため、可能なら専門家同行が安心。

    ▶︎ このテーマをもっと詳しく知りたい方はこちら

    マンション共用部の内見チェックポイント

    共用部はマンション全体の管理状態や住民の質を映す重要な判断材料です。室内が綺麗でも、共用部が荒れているマンションは資産価値が下がりやすく、住み心地にも影響します。ここでは、プロが必ず確認する主要ポイントを簡潔にまとめます。

    本記事の要点

    • 共用部は“管理状態と住民層”が最も表れやすい場所。

    • 廊下防水・ゴミ置き場・駐輪場・駐車場は管理レベルの判断材料。

    • キーボックスの数や複数フロアの汚れは、空室率や管理不全のサイン。

    廊下防水の状態

    共用廊下は管理状態が最も表れやすい場所です。
    以下の劣化がある場合、長期間メンテナンスされていない可能性があります。

    • コケ
    • ひび割れ
    • 膨れ
    • 剥がれ

    廊下防水は大規模修繕の対象になるため、劣化が進んでいると将来の修繕費増加につながることがあります。

    防水についての詳細はこちら:マンションの防水工事とは?費用相場・工法別の特徴・見積書のチェックポイントを解説 – 大規模修繕・防水工事・外壁塗装の専門会社

     

    ゴミ置き場の清潔さ・運用ルール

    ゴミ置き場は住民のマナーが最も表れやすい場所です。

    ゴミ置場の詳細な解説記事はこちらマンションのゴミ置き場は24時間出してもいいのか?マナーが悪いゴミ置場はトラブルも

    • 24時間ゴミ出し可か、曜日指定か
    • 施錠されているか
    • 匂い・清掃状態
    • 整頓されているか
    • エントランス付近の場合、匂い漏れがないか

    汚れや放置ゴミが多いマンションは、住民トラブルが起きやすい傾向があります。

     

    屋上防水と脱気筒の有無

    屋上に上がれる場合は、防水状態も確認しましょう。

    • 脱気筒があるか
    • 膨れ・ひび割れがないか

    脱気筒がないと防水層の劣化が早まり、建物寿命に影響します。

     

    共用部天井のクモの巣

    クモの巣が多い場合、清掃が行き届いていないサインです。
    1〜2個なら問題ありませんが、複数ある場合は管理不全の可能性があります。

     

    消火器の期限

    消火器は法令で定期点検が義務付けられています。
    期限切れが放置されている場合、管理組合が機能していない可能性があります。

     

    複数フロアの目視確認

    内見階だけでなく、最低3フロアは確認しましょう。

    • 他の階だけ異常に汚れている
    • ハエ取り器が大量に置かれている
    • 小さなハチの巣がある

    階によって環境が大きく異なるケースがあります。

     

    駐輪場の状態

    駐輪場は住民層と管理状態を判断しやすいポイントです。

    相場についてはこちら中古マンションの駐輪場の料金相場を解説│何台まで借りることができるのか?

    • 空き状況
    • 上段・下段・平置きの種類
    • 電動自転車の割合(ファミリー層の多さ)
    • 放置自転車の有無

    放置自転車が多いマンションは管理が甘い傾向があります。

     

    駐車場の種類と管理状態

    駐車場は資産価値にも影響します。

    • 空き状況
    • 機械式か平置きか
    • 区画ラインの綺麗さ
    • 大型車の多さ(ファミリー層の多さ)

    平置きは資産価値が高く、機械式は維持費が高い点も押さえておきましょう。

    平置(平置き駐車場はどこがいいのか。サイズやメリット(資産価値)とデメリットを解)と機械式(マンション購入で気になる機械式駐車場のサイズや空き、資産価値について)は扱いや料金相場(中古マンション購入でよくある専用駐車場とは?料金相場や一般的なルールを解説)も異なります。

     

    キーボックスの数

    敷地内にキーボックスが多い場合、空室が多い=何らかの懸念がある可能性があります。
    空室が多いマンションは住民の入れ替わりが激しく、管理状態が悪化しやすい傾向があります。

     

    エレベーターの定期点検

    エレベーターは年1回の点検が義務付けられています。
    点検記録がない場合、重大な管理不全の可能性があります。

     

    ▶︎ このテーマをもっと詳しく知りたい方はこちら

    エントランスの内見チェックポイント

    エントランスはマンションの“顔”であり、管理状態・住民層・防犯性・資産価値を判断する最重要ポイントです。明るさ、清潔さ、設備の新しさなどを確認するだけで、そのマンションが安心して暮らせる環境かどうかが分かります。

    本記事の要点

    • エントランスはマンションの“顔”であり、資産価値に直結する。
    • 防犯カメラ・宅配ボックス・植栽管理は住み心地と治安を左右する。
    • 掲示板と郵便ポストは、住民層・トラブル・管理状態を読み取る最重要ポイント。

    防犯カメラの設置状況

    防犯カメラは安全性と住民の安心感に直結します。

    セキュリティの確認方法はこちらマンション購入で気になるセキュリティのチェックポイント10選。最強クラスのセキュリティとは

    • 設置台数
    • 死角の少なさ
    • 古い機種ではないか
    • 録画タイプかどうか

    カメラが0台のマンションは、防犯面で大きな不安があるため注意が必要です。

     

    宅配ボックスの有無と使いやすさ

    宅配ボックスは便利な設備ですが、埋まりやすいマンションは逆にストレスになります。

    復旧率はこちら宅配ボックスのメリットとデメリットとは?設置率や普及率│置配が当たり前の世の中に

    • ボックス数は十分か
    • 使用中が多すぎないか
    • 清掃状態
    • オートロックとの相性(置き配との使い分け)

    築古でも後付けされている場合があります。

     

    植栽管理の状態

    植栽は管理レベルが最も分かりやすく表れる部分です。

    • 枯れた植栽の放置
    • 雑草の放置
    • 定期的な剪定の有無

    植栽が荒れているマンションは、他の管理も甘い傾向があります。

     

    掲示板の内容

    掲示板はマンションの内部事情が最も分かる場所です。

    • 注意喚起が多すぎないか
    • 駐車場・駐輪場の空き状況
    • 理事会の記録
    • 工事のお知らせ
    • 害虫・害獣の情報
    • 漏水トラブルの掲示

    注意喚起が多いマンションは、住民トラブルが多い可能性があります(掲示板の確認│中古マンション購入で後悔しないためのチェックポイント)。

     

    郵便ポストの状態

    ポストは住民層を判断するための重要な情報源です。

    • 外国人名が多すぎないか
    • 事務所利用が多くないか
    • 空室(テープ貼り)が多くないか
    • 賃貸比率が高くないか(名字が2つのポストが多い)
    • 若者が多いかどうか(音トラブルの可能性)

    上下左右の住民名も確認しておくと安心です(マンションの子育て騒音問題の対策方法を解説│トラブル回避方法を伝授 )。

     

    外観をバルコニー側から目視確認

    敷地外からバルコニー側を確認すると、住民の生活態度がよく分かります。

    • 隣の住戸がゴミ屋敷化していないか
    • 荷物の放置が多くないか
    • 洗濯物が干しっぱなしになっていないか
    • 違和感のある住戸がないか

    バルコニーは住民の素の生活が出るため、トラブル予測に役立ちます。

     

    ▶︎ このテーマをもっと詳しく知りたい方はこちら

     

    周辺環境・立地のチェックポイント

    マンション選びで最も重要なのは立地です。室内や共用部がどれだけ整っていても、周辺環境が悪ければ住み心地も資産価値も大きく損なわれます。立地は変えられないため、プロはまず“周辺環境”から物件を評価します。

    本記事の要点

    • 立地は“変えられない要素”であり、資産価値に最も影響する。

    • ハザード・嫌悪施設・用途地域・都市計画道路は必ず確認する。

    • 最上階からの周辺確認は、地上では見えないリスクを把握できる。

    最上階からの周辺確認

    最上階に行くと、地上からは見えない周辺環境が一目で分かります。

    • 嫌悪施設(パチンコ店・ラブホテル・工場など)の有無
    • 大型ゴミ置き場・倉庫の位置
    • 将来、眺望を遮る建物が建つ可能性
    • 騒音源(幹線道路・線路・学校・工場)

    嫌悪施設は住み心地だけでなく資産価値にも影響するため、必ず確認しましょう。

     

    学区の評判

    学区は子育て世帯だけでなく、将来の売却時にも大きく影響します。

    • 小学校・中学校の学区
    • 学校の評判(口コミ・偏差値・治安)
    • 通学路の安全性
    • 学校までの距離

    人気学区は需要が高く、資産価値が落ちにくい傾向があります。

    学区を調べるサイトについてはこちら学区の調べ方 検索サイト一覧 口コミサイトまとめ 一都三県の学区検索サイトを一覧化 – ミクロ不動産

     

    洪水ハザードマップ

    洪水リスクは必ず確認すべき項目です。

    • 川の近くは浸水リスクが高い
    • 大きな河川(多摩川など)は被害が大きくなりやすい
    • 浸水エリアは売却時に不利になることがある

    ただし、川沿いは景観が良く価格が安いメリットもあります(洪水ハザードマップの色分けの意味とは?資産価値への影響は?買ってもいいのか)。

     

    土砂災害ハザード

    土砂災害は洪水より深刻なケースもあります。

    • 警戒区域:危険がある区域
    • 特別警戒区域:建物損壊・生命の危険 → 住宅ローン不可の銀行もある

    特別警戒区域は、命の危険・ローン不可・売却困難の三重苦になるため避けるべきです(土砂災害警戒区域は住宅ローン審査への影響はあるのか?イエローゾーンとレッドゾーンの違い )。

     

    津波リスク

    海沿いエリアでは津波リスクも確認します。

    • 津波エリアでも人気が高い地域(例:熱海)もある
    • 景観が良く価格が安いメリット
    • セカンドハウス需要が強い

    リスクとメリットを理解したうえで判断することが大切です(津波災害警戒区域の調べ方│資産価値への影響はあるのか?価格への影響は?)。

     

    用途地域の確認

    用途地域は、その街にどんな建物が建つかを決めるルールです。住環境と資産価値に直結します。

    • 住居系地域:静かで治安が安定しやすい
    • 商業地域:利便性が高いが騒音・人通りが多い
    • 準工業・工業地域:工場が多く、音・匂い・トラック通行の可能性

    工業地域は価格が安い反面、売却時に苦労することがあります。

     

    都市計画道路の影響

    都市計画道路に接している場合、将来の環境変化に注意が必要です。

    • 道路拡張で敷地が削られる可能性
    • 工事による騒音
    • 交通の便が良くなるメリット
    • 周辺が活性化する可能性

    「いつ実施されるのか」「どれほど影響があるか」を不動産会社に確認しましょう。

    深堀はこちら大通り沿いのマンションは実はコスパがいい?!メリットとデメリットを解説

     

    嫌悪施設の有無

    周辺に嫌悪施設があると、住環境と資産価値に影響します。

    • 畑(虫・砂埃)
    • 墓地
    • パチンコ店
    • ガソリンスタンド
    • 工場
    • 深夜営業の飲食店
    • 大型倉庫

    Googleマップだけでなく、必ず歩いて確認しましょう。

    嫌悪施設一覧はこちら不動産購入での【嫌悪施設一覧】 資産価値にも生活にも影響する施設とは

     

    踏切の騒音

    踏切の警報音は深夜まで続くことがあり、ストレスになる場合があります。

    • 踏切の位置
    • 警報音の大きさ
    • 電車の本数
    • 夜間の騒音(可能なら夜にも確認)

    線路より踏切のほうが生活への影響が大きいことがあります。

     

    夜道の安全性

    夜の雰囲気は住んでからの安心感に直結します。

    • 街灯の数
    • 人通り
    • 近くに明るい店舗があるか
    • 歩道の整備状況
    • 暗い路地を通らずに帰れるか

    可能であれば夜にも現地を訪れましょう。

     

    ▶︎ このテーマをもっと詳しく知りたい方はこちら

     

    資産価値に直結する管理状態のチェックポイント

    マンションの資産価値は、立地や築年数だけでなく、管理状態・修繕計画・耐震基準・総戸数といった“見えない部分”で大きく変わります。内見時にこれらを把握できれば、価値が落ちにくいマンションを選びやすくなります。

    本記事の要点

    • 資産価値は「管理状態・修繕計画・耐震基準・総戸数」で決まる。
    • 長期修繕計画書と重調は“未来のリスク”を読み解く最重要書類。
    • 新耐震・大規模修繕履歴・総戸数は、売却時の価格安定性に直結。

    長期修繕計画書

    長期修繕計画書は、マンションの将来の修繕予定を示す“未来の設計図”です。

    • 大規模修繕の予定時期
    • 修繕積立金の値上げタイミング
    • 将来の修繕費が足りるかどうか

    ただし計画書はあくまで“予定”のため、後述の修繕履歴とセットで確認することが重要です。

     

    重要事項調査報告書(重調)

    重調はマンションの“健康診断書”で、管理状態を一覧で確認できます。

    • 修繕積立金の残高
    • 管理費・積立金の滞納状況
    • 過去の修繕履歴
    • 今後の修繕予定
    • 管理会社の情報
    • ペット可否・規約

    特に積立金残高は資産価値に直結します。残高が少ないマンションは将来の修繕が難しく、価値が下がりやすい傾向があります。

    見方についてはこちら重要事項調査報告書の解説(重調の解説)発行のタイミング 徹底解説!

     

    大規模修繕工事履歴

    過去に大規模修繕が実施されているかどうかは、管理状態を判断する重要ポイントです。

    • いつ実施したか
    • どんな工事を行ったか
    • 築20年以上で未実施なら要注意

    築20年以上で一度も大規模修繕がない場合、積立金不足の可能性が高く、今後の値上げがほぼ確実です。

     

    総戸数

    総戸数は修繕積立金の“集まりやすさ”に直結します。

    • 小規模(10戸など):積立金が集まりにくく、1戸あたりの負担が重い
    • 大規模(100戸など):積立金が集まりやすく、計画的な修繕が可能

    総戸数が多いほど資産価値が安定しやすい傾向があります(中古マンション購入で気になる総戸数でベストな戸数は?少ない場合の注意点は?)。

     

    新耐震か旧耐震か

    耐震基準は安全性だけでなく、金融機関の評価や売却時の価格にも影響します。

    • 新耐震(昭和56年6月1日以降):地震に強く、ローン審査も通りやすい
    • 旧耐震:耐震性が低く、売却しづらい傾向

    内見時の目安としては「昭和57年9月以降の築年=新耐震の可能性が高い」(マンションの旧耐震基準と新耐震基準の違いや見分け方を解説!旧耐震が売れないのはなぜか? )と覚えておくと便利です。

     

    ▶︎ このテーマをもっと詳しく知りたい方はこちら

     

    規約についてのチェックポイント

    マンション選びでは、間取りや立地だけでなく、管理規約が自分のライフスタイルに合っているかが非常に重要です。気に入った物件でも、ペット不可・楽器不可・店舗利用不可などの制限が合わないと、住んでから後悔につながります。中古マンションは築年数や管理組合の方針で規約が大きく異なるため、内見時に必ず確認しましょう。

    本記事の要点

    • ペット・楽器・店舗利用などの規約は、生活の満足度に直結する。

    • 民泊可否や用途制限は、治安・騒音・資産価値に影響する。

    • 自分のライフスタイルと規約が合っているかを必ず確認する。

    ペット飼育の可否と制限

    ペットを飼っている人・将来飼いたい人にとって最重要項目(マンションで猫を飼いたい。何匹まで飼えるの?こっそり飼える?気を付けるポイントを解説)です。

    • ペット可/不可/小動物のみ可
    • 大きさ制限(体重・体長・小型犬のみなど)
    • 頭数制限(1匹まで、猫は1匹のみなど)

    築浅はペット可が多い一方、築古はペット不可が多い傾向があります。特に大型犬はNGのマンションが多いため、犬種が決まっている場合は要注意です。

     

    専有部の用途制限(店舗利用・民泊など)

    マンションによっては、専有部の使い方に制限があります。

    • 店舗利用の可否
    • 住居フロアと店舗フロアが分かれているか
    • エントランスが別かどうか
    • 民泊の可否

    店舗利用可のマンションは利便性が高い反面、不特定多数の出入りが増え、住環境に影響することがあります。民泊可のマンションは価格が安い傾向がありますが、騒音・セキュリティ面で不安が残ります。

    管理規約の見方についてはこちら管理規約とは チェックポイントを解説 使用細則、修繕細則、ペット飼育細則

     

    楽器使用のルール

    楽器を使いたい人は必ず確認すべき項目です。

    • 演奏可能時間帯
    • 防音対策の義務

    楽器を使わない人でも、「隣の住戸が楽器OKだったらどうか?」という視点で確認しておくと安心です。

    楽器の利用についてのの詳細はこちら:中古マンションは楽器可能なのか?楽器相談は可能か?音楽家のために徹底解説 – ミクロ不動産

     

    ▶︎ このテーマをもっと詳しく知りたい方はこちら

    よくある質問Q&A

    内見チェックリストを使うメリットは何ですか?

    限られた内見時間に確認漏れを防ぐためです。初めての内見では緊張や会話に集中するあまり、重要な確認を後回しにしてしまいがちです。リストを持っておけば、複数物件を見た後でも各物件の状態を客観的に比較できます。準備ひとつで内見の質が大きく変わりますよ。

    プロが特に重視する内見チェックポイントはどこですか?

    水回り(キッチン・浴室・洗面所)の水漏れ・カビ・排水の状態、壁や天井の雨漏りシミ、窓サッシの開閉と気密性、共用部の清潔さと管理状態が特に重要です。これらは修繕コストが大きくなりやすい箇所で、購入前に状態を把握しておくかどうかが長期的な費用を左右します。給湯器・エアコン・換気扇なども実際に動かして確認しましょう。

    内見チェックリストに含まれる「周辺環境」の確認項目はどのようなものですか?

    最寄り駅までの実際の徒歩時間・交通量・騒音レベル・日照を遮る建物の有無が主な確認項目です。スーパー・病院・学校など日常生活に必要な施設の距離も確かめておくと、入居後の生活をリアルにイメージできます。嫌悪施設(葬儀場・工場・高圧線など)が周辺にないかも事前にチェックしておきましょう。

    内見チェックリストは全ての項目を1回の内見で確認しなければなりませんか?

    1回で全部確認できなければ、2回目の内見を申し込んで大丈夫です。気になる物件は「昼と夜」「晴れの日と雨の日」など、違う条件で複数回見ることが理想的です。「もう一度確認させてください」と言うことは、購入を真剣に検討しているからこそできることで、遠慮は必要ありません。

    内見チェックリストを活用する際に、スマートフォンで準備できることはありますか?

    カメラで気になる箇所を撮影・メモアプリでチェック結果を記録するのが基本的な活用法です。コンパスアプリで方角を確認したり、水準器アプリで床の傾きを簡易チェックしたりする使い方も実用的です。内見当日にスムーズに動けるよう、チェックリストを事前にスクリーンショットしておくと便利ですよ。

    まとめ

    中古マンションの内見では、室内の綺麗さや間取りだけで判断すると、住んでから「想定外の不便」や「資産価値の低下」に直面することがあります。実際に長く快適に暮らし、将来も価値を維持できるマンションを選ぶためには、室内・共用部・エントランス・周辺環境・管理状態・規約といった複数の視点から総合的にチェックすることが欠かせません。

    室内では設備や構造の状態が生活の快適性を左右し、共用部やエントランスは管理レベルや住民層を映し出します。周辺環境は立地の良し悪しだけでなく、治安・災害リスク・将来の街の変化まで影響します。そして、管理状態や修繕計画は資産価値の安定性を決める最重要ポイントです。さらに、ペット・楽器・店舗利用などの規約は、あなたのライフスタイルと合っているかどうかを判断する基準になります。

    これらを一つひとつ丁寧に確認することで、「買ってはいけないマンション」を避け、「価値が落ちにくいマンション」を選べるようになります。内見は単なる“部屋の見学”ではなく、未来の暮らしと資産を見極めるプロセスです。この記事のチェックポイントを活用し、あなたにとって最適な一棟を見つけてください。

    💡PDFのチェックリストはこちら⇒ 内見時チェックポイント38選

    💡中古マンション購入でよくある失敗・後悔50選|不動産屋が教える買ってはいけない物件

    💡不動産会社・担当者の選び方ガイド|失敗しない中古マンション購入のための完全版

    💡【保存版】不動産用語100選|初心者でもわかる業界用語一覧

    よかったらシェアしてね!

      この記事を書いた人

      不動産を愛しています。宅地建物取引士・相続診断士・FP技能士。売買不動産歴10年以上、法人営業、個人営業を経験。売却査定数は5000件以上、内見数は1000件以上、取引数は500件以上、リノベーション件数300件、顧客満足な案件も、訴訟レベルのトラブル案件も経験してきました。不動産購入を検討している人やリノベーションを検討している人、不動産関係者に有益な情報を提供していきます。

      目次