住宅ローンの金利について、交渉ができるのかどうか、交渉のコツについて解説します。
金利が交渉できればそれに越したことはありませんが、交渉できることは極めて稀です。交渉できる場合とできない場合の両方を知っておけば理解も深まるでしょう。
- 住宅ローン金利が高いと思っている人
- これから不動産購入を考えている人
- 借換を検討している人
新規住宅ローンを借りる場合の金利交渉について 実体験も含めた解説
前提として、ほとんどの場合は交渉ができない
金利交渉については、ほとんどの場合は交渉ができないことを前提として考えるのが無難です。
新規住宅ローンを借りる場合で金利交渉ができない銀行
ネット銀行は金利交渉ができません。
多くの銀行は不動産会社ごとに担当者をつけています。担当者を通して、資料の提出をしたり、審査依頼をしたり、金利はいくらでなどのやり取りをします。
ネット銀行の多くは、不動産業者ごとに担当者を設置していません。電話するを受け付けの人が回答するスタンスであることが多いです。
正式審査の段階に入ってようやく担当者が設置されます。
担当者ネゴ的なものがないと言えます。
また、ネット銀行の特徴として、そのほとんどが審査承認イコール、最低金利という銀行が多いです。
つまり、最初から一番低い金利で提示しているので、交渉の余地がないということです。
新規住宅ローンを借りる場合で、金利交渉ができる可能性のある銀行
金利交渉ができる可能性がない銀行を除けは、交渉はできる可能性は0ではありません。
しかし、どの銀行でも言えることですが、その銀行が出せる最低金利が審査結果として提示されている場合には、それ以上の交渉は難しくなります。
ネット銀行を除くほとんどの銀行では、事前審査で属性審査や、担保評価審査をして、総合的な判断で適用される金利が決まります。
つまり、人によって金利にバラつきがあるのが普通の考え方です。
私の実体験を紹介します
銀行特定されないために、ある程度ぼやかして紹介します。
5年ほど前のことです。ある銀行で住宅ローン事前審査申し込みをしました。
事前審査の段階で当時だと、低めの金利だったため、買主様もそれに納得して不動産売買契約を締結しました。
その後、正式審査を出しました。事前審査の段階では、自己資金を0円で審査承認となっておりました。
しかし、買主様からの要望により、自己資金を1,500万円にしたい旨の要望をもらいました。
正式審査では、自己資金を1,500万円にして、事前審査のときよりも属性審査が有利になる状態で審査を出しました。
2週間後、正式審査の結果が出ました。驚愕、なんと金利が上がっています。当時の金利では、他銀行含めても高い水準の金利です。
不動産仲介を担当している私としては、そのまま買主様に伝えることはなかなかの苦痛ではありましたが、まずは伝えました。
買主様は理解していただきそのまま決済に進むことで問題ないとのことでした。
しかし、私としては納得できない部分があったため、銀行の担当者へなぜ金利が上がってしまったのかの説明を求めました。
私
銀行担当者
私
銀行担当者
私
銀行担当者
結局、銀行担当者は総合的な判断しか言えないため、話は平行線となりました。仕方ないので、審査部にかけあってほしいとお願いしました。
後日
銀行担当者
私
銀行担当者
私
銀行担当者
後日
銀行担当者
今回の場合で、結局なんで金利が上がってしまったのかはわかりませんでしたが、結果的に事前審査時と同じ金利にしてくれたのでよかったです。
このようなケースは全国で見ても極めて稀だと思います。審査結果が覆るなんていうことは新しい情報プラス情報を出さない限り考えられないことです。
真似できることではありませんが、参考までに。
ほとんどの銀行ではネゴシエーションは難しいのが前提ですが、他行の金利を教えてくれれば、金利を下げますという銀行も一部存在します。
謎に金利の相見状態ですが、 実際にこれで金利が下がることもあります。
しかし、これは期待できません。市場には出てこない情報のためです。
住宅ローンの金利交渉の具体的なやりかた



新規で住宅ローン借り入れする際には、金利の交渉はできないことを前提として、それでも交渉したいという人のために、具体的な方法を紹介します。
自己資金を増やす
全体の1割以上に自己資金を増やすことができれば、金利が低くなる可能性があります。
全体で5,000万円であれば、500万円自己資金を出すかどうかということです。
金利を下げる際の正攻法と言えるやり方です。
審査結果によっては、下がらないことも多いので、不動産担当者や銀行担当者に確認しましょう。
資産状況を開示する
投資している商品の資産状況や、貯金額などの資産状況を開示することで審査結果が良くなることがあります。
しかし、これでうまくいくことはあまりありません。資産状況開示することで住宅ローンを支払えなくなるリスクは減るものの、借入額が変わるわけではないからです。
資産があるなら、自己資金として出してもらったほうが住宅ローン借入リスクが減るということでしょう。
金利交渉の場合、基本的には借入額に対しての融資リスクを抑える提案ができない限りは金利に影響することはまずないでしょう。
借換の金利交渉
最近は、固定金利の上昇から、変動金利の上昇も珍しくない時代です。
固定金利は一度借りてしまえば、約束された期間は固定のため、安心です。
変動金利の場合は支払いに影響してくるため、心配があります。変動金利が上がりすぎてしまった場合の対応策としていくつか存在します。
借換をチラつかせて、金利交渉をする
実際に、よくあることですが、借換をチラつかせると金利を下げてくれることがあります。
これは、他行への借換を防ぐためでしょう。借換されてしまうくらいなら、金利を下げる判断をしてくれることもあります。
やり方としては、金利が下がるかを直接聞くのではなく、借換を検討している行動をとるのが良いです。
例えば、借換を検討しているので、今のまま支払った場合の総支払額と金利支払い額のシミュレーションを出してください。
例えば、借換を検討しているので、〇年〇月で借換た場合、御行として手数料はいくらかかりますか、手続き方法はどのようにしたらいいですか。
等で、相談してみるのが良いです。
相談の結果、金利下げる提案をしてくれない場合は、金利を下げてもらうことはできないかを聞いてみるのがいいでしょう。
借換をする
新規住宅ローン金利よりも、借換金利は低く設定されています。
- 借換金利は審査をして決定する
- 借換手数料がかかる。借換額の2.2%が相場
- 抵当権抹消費用と抵当権設定費用が掛かる
費用は100万円を超えることも珍しくありませんが、今の住宅ローン金利が高い場合は、借換をすることで総支払額が明らかに変わることはよくあることです。
ぜひ検討してみてもらいたいです。
借換をするための手数料も借換融資をしてもらえる銀行が多いです。
借入当時よりも属性が良くなったことをアピールして金利交渉をする
借入当初より属性が良くなっていることを書類とともに伝えることでアピールする方法があります。
しかし、これは、あまり効果は期待できません。
その他条件を付けて金利交渉をする
- 給与振り込み銀行で利用する
- 銀行の他サービスを利用する
- 口座に投資用資金を入金し、運用する
等、他条件で金利を下げることができないかを交渉してみるとよいでしょう。
金利が交渉できるかもしれません。
昨今の金利状況
最近は、金利が上がることが市場懸念になっています。
銀行としても、他行への切り替えは防ぎたいところです。
言うのと言わないのとで結果が変わります。金利が下がると毎月の支払も安くなり、収支にも余裕が出ます。
人生において住宅に払うお金は大半を占めます。
金利交渉自体は、そもそもうまくいくことが少ないことではありますが、この記事で紹介した方法はぜひ試してもらいたいです。
まとめ
なんだかんだ言っても、住宅ローンは、人生において、低金利で多額の借金ができる方法です。
多少の金利差があったとしても早めに買っておけば、家賃支払いからはすぐに抜け出すことができます。
金利の交渉はできないことが前提なので、審査結果で提示された金利は素直に受け入れるしかないでしょう。






















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