マンションの鉄骨造とは?鉄筋コンクリートとは?違いは?防音や断熱について

不動産購入を検討をする中で、構造まで考えて検討している人はあまりいません。


要因としては、販売されているマンションのほとんどが鉄筋コンクリート以上の構造だからです。

今回は、鉄骨造と鉄筋コンクリート造について紹介します。

こんな人におすすめ
  • 中古マンション購入を検討している
  • 鉄骨造の購入を検討している
  • 構造について、基本的な知識を身に着けたい
目次

マンションの構造、W造 S造、RC造、SRC造

W造 木造

木造で分譲マンションで販売されている物件は私は見たことがありません。仮に木造分譲マンションがあった場合は、他の構造より性能面や、耐震面等が、劣る可能性があります。

 

S造 鉄骨造

鉄骨造とは、鉄を使用した構造です。分譲マンションの場合、滅多に見かけませんが、5階建や、6階建くらいの建物で販売されていることがあります。

鉄には、軽い、強い、粘り強い、という特徴があります。

重量鉄骨造

厚さ6m以上

重量鉄骨造で建築する場合は、ラーメン構造で建築します。設計の自由度が高いのが特徴です。

 

軽量鉄骨造

厚さ6mm未満

鉄骨軸組工法(ブレース工法)で建築されます。木造でいう在来工法と同じ工法で、柱や梁が鉄骨で建築されます。

あの有名で1万枚以上の設計図が作成された東京タワーの下部構造も鉄骨構造です。

RC造 鉄筋コンクリート造

鉄筋コンクリートとは、コンクリートの中に鉄筋を配することによって強度を高めたもの言います。

圧縮に強く引張に弱い構造材です。コンクリートの役割として、圧縮力の負担があります。

鉄筋の役割として鉄筋の第一の役割は、引張力を負担することです。

引張に弱いコンクリートの特性を鉄筋で補う構造になっています。

言い方を変えると靭性を付与するということにもなります。

靭性とは、粘り強さのことを言います。

下図の、1つ目のように上からの力があった場合、靭性の粘りがないと

2つ目の図のようにヒビがはいったり、最悪割れてしまいます。

靭性がある構造であれば、3つ目の図のように粘りがあるので、より強い構造になります。

SRC造 鉄骨鉄筋コンクリート造

鉄骨造(S造)と鉄筋コンクリート造(RC造)を組み合わせた建物構造です。

鉄骨造の周りに鉄筋を組み、その間にコンクリートを流し込んで固めてつくります。

たくさんある構造の中でもトップクラスの耐震性と耐火性を兼ね備えた構造です。

コンクリートを使っているため、防音性も良いです。

高層マンション、高層ビルは鉄骨鉄筋コンクリート造です。

スカイツリーにも鉄骨鉄筋コンクリート造が利用されています。

鉄骨造と鉄筋コンクリート造のいいところどりをしたのが鉄骨鉄筋コンクリートです。

 


鉄骨造と鉄筋コンクリートの違いは?

鉄骨造のメリットとデメリット

メリットとしては、相場より安く売られていることが多く、築古が多いです。

予算次第では、鉄骨造を検討するのもアリです。

しかし、鉄骨造は防音性能が弱い傾向にあります。

耐震も弱いため、地震の心配が強い人にはお勧めできません。

住宅ローン審査で担保評価が取れないこともあるため、将来売却するときは多少苦労する可能性があります。

防音対策

一般的な防音対策として、二重サッシの設置がおすすめです。

工事業者によって価格はバラつきありますが、11万円~17万円税込くらいで1か所施工可能です。なので、1か所15万と仮定して、5か所施工すると75万円かかるということになります。

ちょっと高いですが、部屋全体の壁をはがして防音材を入れる工事は、100~300万円くらいかかることもあるので、二重サッシの設置が費用としては現実的です。

家購入のタイミングで住宅ローンの二重サッシ費用を組み込むこともできます。

二重サッシ費用を住宅ローンに組み込むことができる銀行の解説記事:住宅ローン銀行一覧 ペアローン・ワイド・疾病保障・ガン団信一覧 セカンドハウス 買替可銀行一覧 – ミクロ不動産

 

鉄筋コンクリートと鉄骨鉄筋コンクリートのメリット・デメリット

鉄骨造に比べると防音に強いく、耐火性能、耐震性能も良いです。

マンションのほとんどが鉄筋コンクリートか鉄骨鉄筋コンクリートで建築されています。

予算が厳しくない場合は、安いからといって鉄骨造物件を買うのではなく、鉄筋コンクリート造か鉄骨鉄筋コンクリート造を買うのが無難な選択です。

住宅ローン審査でも鉄筋コンクリートと鉄骨鉄筋コンクリートを理由に審査否決になることはありません。

結論
資産価値としての影響

鉄筋コンクリート造か鉄骨鉄筋コンクリート造であれば、資産価値として影響は少ないと考えます。

 


それでも安いから鉄骨造マンションを購入したい人に

これまでの内容で、鉄骨造マンションのデメリットは理解していただいたと思います。

しかし、それでも鉄骨造マンションは安いから買いたいと考えている人に向けて、最低限注意しておくと良いポイントを紹介します。

  1. 立地が良くて周辺相場に比べて明らかに安いこと(立地が良ければ売却有利なため)
  2. リノベーション済み物件にすること(自分でリノベをすると高いため)
  3. 世帯数は最低でも30世帯以上にすること(最低限の管理状態) 自主管理についての記事
  4. 土砂災害警戒区域に入っていないか 東京都 土砂災害警戒区域等マップ
  5. 強烈な坂ではないか
  6. 急傾斜地崩壊区域ではないか 急傾斜地崩壊危険区域とは 東京都建設局
  7. 借地権ではないか

少なくとも上記7つは確認してから購入を検討しましょう。

鉄骨造だけでなく、他にも強めの懸念が重なると一気に売りずらくなってしまいます。

鉄骨造以外は健全なマンションであるかどうかを見極めるのです。

ローン否決になりやすい物件の解説:致命的 住宅ローン審査に通過しない物件 通らない理由 担保評価について – ミクロ不動産

 

鉄骨造物件を買うのがおすすめな人

鉄骨造物件を買うのがおすすめな人として、投資用として購入する人は良いかもしれません。

価格が安い分、利回りも良いので、運用しやすいと思います。

賃貸で住む場合には、鉄骨造であるか気にする人のほうが少ない印象です。

 


戸建ての場合は見方が変わる

戸建ての場合は、木造か、鉄骨造かの選択になります。

鉄骨造のメリットとデメリット

当然、木造よりも鉄骨造のが耐震は強く、将来リフォームをする際にも、木造は筋交いを気にしたりしなければなりませんが、鉄骨造はラーメン構造で建築されているため、基本的に間取り変更は容易いです。

しかし、断熱性に欠けるため、断熱対策は必須です。

木造に比べると販売価格や建築コストは高いです。

マンションのように住宅ローンで否決になることはありません。

 

木造のメリットとデメリット

断熱性は木造が効果が高いです。鉄骨造だと鉄のヒンヤリするイメージを持ってもらえるとわかりやすいと思います。

戸建ての販売価格は、鉄骨造よりも安くなる傾向にあります。

新築建築の場合は、鉄骨造より安いです。

ツーバイフォー工法の場合は、特に間取りの変更がしずらい。

 


まとめ

鉄骨造は戸建てであればリノベーションがしやすい面があったり、木造に比べると強い強度を持ちます。

マンションの場合は懸念する特徴が多く、おススメしておりませんが、良い立地で安く販売されていることもあります。

立地が良い場合は家購入の満足度は高くなります。デメリットを理解した上であれば、購入検討もアリでしょう。

 


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この記事を書いた人

不動産を愛しています。売買不動産歴10年以上、法人営業、個人営業を経験。売却査定数は5000件以上、内見数は1000件以上、取引数は500件以上、リノベーション件数300件、顧客満足な案件も、訴訟レベルのトラブル案件も経験してきました。不動産購入を検討している人やリノベーションを検討している人、不動産関係者に有益な情報を提供していきます。

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