不動産購入を始めると、多くの人がまず「少しでも安く買いたい」と考えます。
これは当然の心理で、誰だって大きな買い物をするなら、できるだけ良い条件で手に入れたいと思うものです。
しかし、実際の不動産取引は、ただ値段を下げてもらえば良いという単純な話ではありません。
価格交渉には成功もあれば失敗もあり、場合によっては「交渉したせいで買えなくなる」という最悪の結果を招くこともあります。
特に初めて不動産を買う人は、交渉の“落とし穴”を知らないまま進めてしまいがちです。
そして、後から「あの時こうしておけば…」と後悔するケースが本当に多いのです。
この記事では、実際に起きた失敗例をもとに、
「どんな交渉が売主に嫌われるのか」
「どんな行動が買い逃しにつながるのか」
「絶対にやってはいけないNG行動」
を、解説していきます。
あなたがこれから物件を購入するうえで、後悔しない判断ができるように。
そして、せっかく見つけた理想の物件を逃さないように。
ぜひ最後まで読んでみてください。
- 買いたい物件を価格交渉したい
- 価格交渉で失敗したくない
売主に嫌われて交渉決裂すると取り返しがつかない
価格交渉をする際に、まず意識しなければならないのは「売主の気持ち」です。
不動産取引は、ほとんどが 個人対個人 のやり取りです。
売主は企業ではなく、あなたと同じ“普通の人”。
そのため、交渉の仕方によっては、売主の感情を大きく揺さぶってしまうことがあります。
ここでは、売主に悪い印象を与えてしまい、結果として交渉が失敗するケースを紹介します。
価格交渉決裂した事例5選
売主の印象を無視した大幅な値下げ要求して交渉決裂
不動産担当者が「この物件はあまり値下げできないと思います」と伝えているにもかかわらず、
それを無視して大幅な値下げ交渉をしてしまう人がいます。
気持ちはわかります。
「ダメ元で言ってみよう」
「もしかしたら通るかもしれない」
そう思ってしまうのは自然です。
しかし、売主からすると
「買い叩かれている」
「この人は自分の事情を理解してくれない」
と感じてしまうことがあります。
特に、売主が住み替えやローン返済などの事情を抱えている場合、
大幅な値下げ要求は“心を傷つける行為”になってしまうこともあります。
そして最悪の場合、
「この人には売りたくない」
と売主が判断してしまうこともあるのです。
価格交渉を失敗して買い逃し
ここでは、実際にあった買い逃しの事例を紹介します。
これは不動産購入の現場で本当に起きた話で、
「価格交渉のタイミングを失敗すると、こんなことが起きるのか…」
と多くの人が驚く内容です。
- 購入申込をし価格交渉を開始
- 同時期に別から満額で購入申込が入る
- 最初から満額で申込をしている人が優先され、こちらは2番手になってしまう。
- 価格交渉してしまった事を後悔、最初から満額で申込をしていれば逃す事は無かった
- しかし、後日1番手となった買主が購入をやめるとのことで2番手であったこちらが繰り上げで買える事に
- 買主が他で買いたい人がいなくなったなら、価格交渉できるのでは?と言う事で再度価格交渉
- 売主側に価格交渉開始をした
- 次の日、別の3組目の買主から満額で購入申込が入る
- こちら側の買主は2番手になってしまう
これは非常に珍しいケースではありますが、
実際に起きた“リアルな失敗例”です。
■ 不動産は「同じものが二つとない」
少しでも安く買いたい気持ちは本当によくわかります。
しかし、不動産は一点もの。
同じ物件は二度と出てきません。
競合が出そうな物件なら、
満額で申し込むのが最も安全な選択
ということも多いのです。
価格交渉の参考記事はこちら ⇒ 不動産購入(中古マンション)の価格交渉のコツやタイミング 相場を徹底解説! – ミクロ不動産
売主に直接交渉して交渉決裂
ここからは、絶対にやってはいけないNG行動を紹介します。
その中でも最も危険なのが、
売主に直接価格交渉をしてしまうこと
です。
■ 内見中に「値下がりしませんか?」と聞いてしまう
居住中の物件を内見した際、
売主が在宅していることがあります。
その時に、悪気なく
「値下がりしませんか?」
と聞いてしまう買主が、ごく稀にいます。
しかし、これは
超・超・超アウト
です。
- 自分の担当を信じることができない、自分勝手な買主という印象になる
- 買主が何を考えているのかがわかりやすくなるので足元が見えてしまう
- 自分勝手な人に買ってもらうことにより、契約後に何かしらトラブルにならないか想像してしまう
- 他にも内見顧客がいる中で、価格交渉の印象が強い買主になってしまう
- 直接交渉時に価格交渉を断られた場合に以降交渉がしずらくなる。順序立てて交渉すれば成功したかもしれません。売主心理として、一度断る決断を出したあとに、再度交渉を持ち掛け成立させるのは難しくなります。
つまり、
あなたの印象が最悪になる
ということです。
不動産の担当者は交渉のプロです。
素人が直接交渉するより、成功率は圧倒的に高いのです。
もし担当者が頼りないなら、
担当者を変えてもらうか、不動産会社を変えましょう。
値引き交渉を担当者へうまく伝える方法はこちら ⇒ 不動産購入(中古マンション)の値引き交渉で担当者へ伝えるメール例文を徹底解説 – ミクロ不動産
交渉ごとが多くて交渉決裂
価格交渉だけならまだしも、
他の条件まで大量に交渉しようとすると、
売主は「この人とは契約したくない」と感じてしまいます。
- 手付金の額
- 決済日
- 価格交渉
- 契約不適合
- 残置物
- 契約日
もちろん、案件によっては交渉できるものもあります。
しかし、あまりに多いと売主は
「この人は面倒だ」
「契約後もトラブルになりそう」
と感じてしまいます。
どこまで交渉して良いかは、
担当者に必ず相談しましょう。
優秀な担当者の見極め方についてはこちら ⇒ 不動産購入 仲介担当者の能力値は優秀なのか無能なのかの見極め方10選 – ミクロ不動産
交渉決裂すると取り返しがつかないことがある
これは滅多にありませんが、
実際に起きたことがある恐ろしいケースです。
■ 売主が「もう売らない」と言ってしまう
強気の交渉を続けて、なかなか条件がまとまらない買主がいます。
売主も「売りたい気持ち」はあるのですが、
あまりに交渉が長引くと、
気分を害してしまうことがあります。
そして最悪の場合、
「もう売りません」
と売主が決断してしまうことがあるのです。
こうなると、
その物件は二度と買えません。
同じスペックの物件が出るまで、
何年かかるかわかりません。
これは本当に取り返しのつかない損失です。
不動産担当者の見極め方についてはこちら ⇒ 不動産屋の闇 担当者が最悪 担当者で70%決まる不動産購入 いい担当者の見極め方 – ミクロ不動産
まとめ
今回紹介した失敗例は、どれも実際に起きたものです。
特に「売主に直接交渉」は絶対に避けるべき行動です。
不動産購入は、担当者の力量で70%が決まると言われるほど、
担当者選びが重要です。
もし担当者が信頼できないなら、
担当者を変更してもらうか、不動産会社を変えましょう。
あなたが理想の物件を、
後悔なく、確実に手に入れられるように。
そのための一番の近道は、
信頼できる担当者と一緒に進めること
です。
土地と戸建ての情報発信についてはこちらをご参照ください ⇒ 土地と戸建ての住宅メディア – 何も知らずに家を買うな



















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