中古マンションはいつまで住めるのか│築50年や60年は買ってもいい?

マンション購入において、終の棲家と考えて購入する人は少なくないです。
そんな中で、これから買おうと思っているマンションはあと何年住むことができるのかというはの、気になるポイントでしょう。
今回は、建て替え実績等のデータを紐解き、実際の現場と合わせて、複合的に解説していきます。


こんな人におすすめ
  • 築古中古マンションの購入を検討している
  • 購入する物件は一生住もうと考えている
目次

日本最古の分譲マンション 宮益坂ビルディング

1953年、東京都が初めて分譲したマンション。日本初といわれる分譲マンションです。

地上11階建地下1階付で5階より上層階が居住用として使われていました。

当初は珍しかった、エレベーターやセントラルヒーティングを備えた高級アパートとして、新聞にも紹介された最先端の建物でした。

築63年の老朽化が著しく、外壁には剥落に備えたネットが設置されるような状況であったが、建て替え決議が通り、生まれ変わることになった。

現在は宮益坂ビルディングザ・渋谷レジデンスとして生まれかわりました。


建築物の実績

軍艦島に1916年築のRC造建築物がある

軍艦島に築100年を超える建築物がありますが、人が住まなくなってから40年以上経過しています。

100年持っている実績ではあるものの、安全に住めると言えるかというとやや疑問が残ります。

海外の建築物

ヨーロッパは、日本と違って地震が少ない国です。

築1000年を超える建築物も存在しており、築100年を超える建築物が多数存在します。


日本の建築物は耐震によって寿命に影響が出る

日本は地震が多い為、耐震強度によって、寿命に影響が出てきます。

昭和50年に耐震基準が施行され、昭和56年に震度7にも耐えられるように新しい耐震基準に施行されました。

旧耐震基準であるか、新耐震基準であるは、大きな違いがあります。


新しい基準で建築された建物はこれから実績が積みあがる

つまるところ、新しい規準で建築された物件というのは、まだ実績がありません。

実績がない分、何年まで持つのか気になるところですが、建て替えデータや、法令、これまでの実績から何年持つかは推測することができます。

建替え実績の詳細についてはこちらの記事をご参照ください⇒建て替え決議や実績 マンション建替法(円滑化法) メリットやデメリットを全て徹底解説 – ミクロ不動産


新耐震基準の地震実績

東京カンテイ 市況レポート

https://www.kantei.ne.jp/report/disaster/216/

宮城県の分譲マンション全1460棟(新耐震1233、旧耐震227)

「被害なし」738棟(新耐震630、旧耐震108)

「軽微」531棟(新耐震456、旧耐震75)

「小破」175棟(新耐震135、旧耐震40)

「中破」15棟(新耐震12、旧耐震3)

「大破」1棟(新耐震0、旧耐震1)

なんと、大破は0件でした。

大破は、修繕できないほど大きく破損してしまうこと、実質的には建て替えが必要なレベルまで壊れてしまった建物です。

耐震基準についての詳細の記事はこちら⇒マンションの旧耐震基準と新耐震基準の違いや見分け方を解説!旧耐震が売れないのはなぜか? – ミクロ不動産


マンション寿命の推測

宮益坂ビルディングは築63年まで持ちました。

軍艦島のRC造物件は100年以上経過しています。

海外の建築物は数百年以上の築年数の建築物が多数存在します。

日本は地震が多い国、法改正が繰り返されている。

これらを推測するに、耐震規準が整い、建築技術も上がっているいま、建築されているマンションのほとんどは100年以上のもつと考えられそうです。


マンションは管理状態が命

推測では、100年以上もつと思われますが、そもそも管理が雑だと100年も持ちません。

事実、宮益坂ビルディングは外壁の剥落が懸念されていました。

適切なタイミングで大規模修繕工事を実施できていたり、修繕積立金がちゃんと積み立てられていたり、エントランスがキレイであったり、エレベーターの定期点検がされていたり、管理状態を確認したうえで、築古物件を選ばなければなりません。

管理状態の確認方法はこちらの記事をご参照ください⇒中古マンション購入で内見のチェックリスト40選をポイントごとに解説 – ミクロ不動産

 


まとめ

マンションにいつまで住めるのか、というのはいつまでも結論が出ずらい議題ではありますが、一つ言えるのは、昔に比べて建築技術があがっているため、今の建物のほうが長く住めることは間違いありません。

過去の実績でもRCで100年以上もっている物件も実績としてはあるため、今建築されている物件はそれ以上に住み続けることができる可能性もあるでしょう。

土地や戸建ての情報発信についてはこちらのサイトをご参照ください⇒土地と戸建ての住宅メディア – 何も知らずに家を買うな

 

 


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この記事を書いた人

不動産を愛しています。売買不動産歴10年以上、法人営業、個人営業を経験。売却査定数は5000件以上、内見数は1000件以上、取引数は500件以上、リノベーション件数300件、顧客満足な案件も、訴訟レベルのトラブル案件も経験してきました。不動産購入を検討している人やリノベーションを検討している人、不動産関係者に有益な情報を提供していきます。

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