今回は、現在の不動産市場について、客観的な見解と、普段分析している私なりの見解について情報発信いたします。
- 今の時代は、不動産を選べるほど販売されているのか
- 販売されている数は少ないのか
- 不動産購入を検討している
結論から申し上げますと、コロナウイルスが発生する以前の状態に戻りつつあるという状況になって参りました。
なぜ、そのように考えるのか、下記にご説明させていただきます。
REINS(東日本不動産流通機構)という不動産業者間で閲覧することができるWEBサイトがあるのですが、そのWEBサイトで毎月、月間レポートが作成されています。
※販売数 = 現在販売されている物件の数
※成約数 = 実際に取引となった数
コロナ前 物件販売件数
公益財団法人 東日本不動産流通機構 月例速報MarketWatch
サマリーレポート 2019年12月度 参照



約46,000件~48,000件
月によって違いはありますが、この件数で推移しておりました。
成約の流れとしても、毎年大まかには変わらなかったイメージです。どちらかと言うと少し増加していたイメージでした。
この時代は、物件の数が多く、選べる時代でした。
コロナ後 物件販売件数 緊急事態宣言4月7日~5月21日
公益財団法人 東日本不動産流通機構 月例速報MarketWatch
サマリーレポート 2020年12月度 参照



コロナになり、「家に知らない人を入れたくない」と思う人が多くなり、売却件数が減りました。
毎月計算して、平均値を割り出すと、毎月約700件ほど減っている状態が毎月繰り返されていました。
ひと月で考えると、少ないですが、1年以上続くと大きな減少率です。
コロナ後 物件販売件数最も少なかった月
公益財団法人 東日本不動産流通機構 月例速報MarketWatch
サマリーレポート 2021年12月度 参照



2020年6月から物件数は減少し続けました。ちょうど1年経った、2021年の6月にとうとう減少がストップ。
33,641件が最小数として、その後は増加し続けます。
コロナになり急激にリモート業務可能な企業が増えました。
リモートワーク増加によって地方での家購入、勤務先から離れた遠方エリアでの不動産購入(会社に近いよりも静かに安く買いたいが増えた)
単身の人もリモート空間を充実させたい人が急激に増加しました。
需要過多により、不動産成約は大きく増加しました。
売主側としては、コロナ期間中は家に部外者を入れたくない心理があり、売却数は減少。
買いたい需要が上がっているが、売りたい人は減った事によって、急激に販売数が減少した。
コロナ後 増加推移について 2022年
公益財団法人 東日本不動産流通機構 月例速報MarketWatch
サマリーレポート 2022年12月度 参照



2021年7月以降物件販売数が、徐々に増え始めました。
平均で、300件や400件くらいの増加でしたが、徐々に平均増加数も増えていきました。
上記は2022年の1年間のデータです。
2021年12月時点の物件数は、35,718件と比較し、2022年12月は41,665件となっており、約6,000件も増加しています。
コロナ後 増加推移について 2023年
公益財団法人 東日本不動産流通機構 月例速報MarketWatch
サマリーレポート 2023年12月度 参照



2023年も増加し続けています。
上記は2023年の1年間のデータです。
2023年7月には、46,235件となり、コロナ前の物件数の水準と同水準まで増加しました。
その後の物件数は横ばいです。
2022年12月時点の物件数は、41,665件と比較し、2023年12月は46,528件となっており、約5,000件も増加しています。
コロナ後 増加推移について 2024年
公益財団法人 東日本不動産流通機構 月例速報MarketWatch
サマリーレポート 2024年12月度 参照



2024年の物件数は、ほぼ横ばいと言えますが、若干の減少があります。
44,000件~45,000件あたりで、落ち着いているように見えます。
販売数を見ての見解
今年の販売数は、コロナ前の販売数とほぼ変わらないレベルの数になりました。
現在は、不動産がとても多く「不動産を選べる時代」に入ったと言える市場と言えます。
中古マンションの販売価格は以前に比べると落ち着いており、横ばいすると思われます。
今後の物件数推移の予測
不動産販売数が減り、買いたい人が増えると、販売価格は上がりやすくなります。その為、コロナ後は不動産価格が上昇しました。
しかし、不動産価格の高騰は、コロナになる前から10年以上上がり続けております。
建築業界もそうですが、一度上がった価格が下がることはなかなか難しく、専門家でもいつ下がるかは判断が難しいところでございます。
不動産価格が下がるとしたら、今回コロナで価格高騰したように、同水準の大きなイベントがあれば、下落も考えられます。
価格が横ばいと考えると、物件数も横ばいすると考えられます。
高齢化の相続で物件を手放す人が増える考え方もありますが、それも含めての今の物件数であると考えます。
今後、大きく増加することは考えずらいです。
住宅ローン金利が上がることはどのように影響するか
昨年終わり頃から、住宅ローン金利がちょこちょこ上がり始めています。
今後も、金利が上がる可能性はあり得ます。
- 金利が上がると
- 買主が減り
- 物件が売れずらくなり
- 売れない場合は物件価格を下げ始める
という流れになる可能性があります。不動産価格は何年もかけて下落するため、急にこの流れが来るわけではありません。
もし今後金利が上がることが多くなるようであれば、物件が売れずらくなる為、物件数が増える要因になるかもしれません。




















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