家を買う平均年齢とは?実体験と国交省のデータを基にベストタイミングを紹介

家を買おうかどうか迷い始めたとき、多くの人が一度は耳にする「家を買いたいと思ったそのときが買い時」という言葉。 この言葉は決して大げさではなく、実際に多くの人の相談を受けてきた経験からも、かなり本質を突いていると感じます。

とはいえ、いざ自分がその立場になると「本当に今でいいのか?」「もっと早いほうがよかった?」「周りは何歳くらいで買っているんだろう?」と、どうしても気になってしまいますよね。

家は人生で最も大きな買い物のひとつ。 だからこそ、年齢やタイミングについて不安になるのは当然のことです。

ここでは、1000人以上の購入相談を受けてきた実体験をもとに、実際にどんな年齢の人が家を買っているのか、どんなきっかけで購入に踏み切るのか、そして年齢ごとの住宅ローンの現実まで、できるだけわかりやすく、語りかけるようにお伝えしていきます。

あなたが今どの年齢であっても、「買うべきかどうか」を判断する材料になるはずです。 ぜひ読み進めてみてくださいね。

こんな人がおすすめ
  • 賃貸で住み続けるか購入するか迷っている
  • 自分は購入が遅いのか、早いのか気になっている

 

目次

1000人以上接客経験家を買う平均年齢は30代

家を買う年齢について考えるとき、まず知っておいてほしいのは「多くの人は30代で初めて家を買う」という事実です。 これは統計ではなく、実際に1000人以上の相談を受けてきた中で、最も多かった年代です。

30代で購入が多い理由は、とてもシンプルです。

  • 結婚のタイミング

  • 子どもが生まれるタイミング

  • 子どもを産む予定はないが、生活の拠点を整えたいタイミング

人生の節目が重なる年代だからこそ、「そろそろ落ち着きたい」「家族のために広い家が必要」という気持ちが自然と強くなります。

特に、子どもが生まれると今の家が手狭に感じることが多く、そこから「次に引っ越すなら賃貸より購入を考えたい」という流れになる人が非常に多いです。

つまり、30代は“家を買う理由が自然と増える年代”なんですね。

 


最も早い年齢は20代前半

「20代で家を買うなんて早すぎるのでは?」 そう思う人も多いですが、実際には20代中盤で購入を検討する人も一定数います。

20代で家を買う人の特徴としては、

  • すでに高い収入がある

  • 投資や資産形成に関心が強い

  • 早めに生活基盤を固めたい

こうした傾向が見られます。

特に印象的なのは、20代で購入を検討する人の多くが年収900万円以上であること。 男女問わず、収入が安定してくると「家を買って資産として運用したい」という考えが芽生えるようです。

もちろん、20代で買うことが正解というわけではありません。 ただ、「20代で買う人も普通にいる」という事実は、年齢に対する不安を少し軽くしてくれるかもしれません。

 


最も遅い年齢は50代

一方で、初めて家を買う年齢として最も遅いのは50代前半です。 とはいえ、50代で買う人は決して珍しくありません。

50代まで買わずにいた人の特徴としては、

  • 大手企業に勤めていて家賃補助が手厚い

  • 会社の社宅に長く住める

  • 老後資金に余裕がある

こうした理由から、「買わずに粘る」という選択をしている人が多いです。

また、60歳を過ぎてから購入する人もいますが、その場合は住宅ローンが組めない可能性が高いため、

  • 現金で購入

  • すでに所有している家を売却して買い替え

といったケースが中心になります。

 


実体験から「家を買う」平均年齢は30代後半

1000人以上の相談を受けてきた経験から、家を買う平均年齢は30代後半という結論にたどり着きました。

理由のひとつは、住宅ローンの仕組みです。 多くの銀行が35年ローンを上限としているため、完済年齢を考えると30代後半が現実的なラインになります。

  • 30歳で買う → 65歳完済

  • 35歳で買う → 70歳完済

  • 40歳で買う → 75歳完済

  • 45歳で買う → 80歳完済

こうして見ると、30代後半で購入する人が多いのも納得ですよね。

「無理なく返せる年齢で買いたい」 この気持ちが、自然と30代後半に集中する理由になっています。


家を買うベストタイミングな年齢は30歳

ここでは、あなたが自分の年齢に当てはめて考えられるように、年齢別の残債シミュレーションをまとめておきます。

35歳購入 残債
金利0.6%

返済

65歳70歳75歳
2,000万5万310万0万0万
3,000万8万460万0万0万
4,000万10万620万0万0万
5,000万13万780万0万0万
6,000万15万930万0万0万
7,000万18万1,090万0万0万
40歳購入 残債
金利0.6%65歳70歳75歳
2,000万5万610万310万0万
3,000万8万920万460万0万
4,000万10万1,230万620万0万
5,000万13万1,530万780万0万
6,000万15万1,840万930万0万
7,000万18万2,150万1,090万0万
45歳購入 残債
金利0.6%月返済65歳70歳75歳
2,000万5万900万610万310万
3,000万8万1,360万920万460万
4,000万10万1,810万1,230万620万
5,000万13万2,270万1,530万780万
6,000万15万2,720万1,840万930万
7,000万18万3,180万2,150万1,090万
50歳購入 残債
金利0.6%月返済65歳70歳75歳
2,000万6万1,040万700万350万
3,000万9万1,560万1,060万530万
4,000万12万2,090万1,410万710万
5,000万15万2,610万1,760万890万
6,000万18万3,130万2,120万1,070万
7,000万21万3,650万2,470万1,250万

シミュレーションをまとめると、次のようになります。

  • 30歳までに買えば、65歳で完済

  • 35歳までなら、残債は数百万円で済む

  • 40歳になると、35歳の倍近い残債が残る

  • 45歳なら35年ローンは組めるが完済は80歳

  • 50歳だと借入期間が短くなり、毎月の支払いが大幅に増える

こうして見ると、住宅ローンの仕組みだけで判断するなら、30歳が最も有利というのは間違いありません。

ただし、これはあくまで“理論上”の話です。

 


国土交通省が調査した住宅取得の平均年齢は40.8歳

参考データ:令和5年度住宅市場動向調査報告書

種類年齢
注文住宅40.1歳
新築戸建36.6歳
新築集合39.9歳
中古戸建43.1歳
中古集合44.2歳
平均40.8歳

国土交通省の調査によると、住宅取得の平均年齢は40.8歳

つまり、実際には30代後半〜40代前半で買う人が最も多いということです。

 


結局のところ年齢にこだわる必要はないのが本音

ここまで年齢の話をしてきましたが、最後に大切なことをひとつ。

家を買うタイミングは、 年齢よりも“人生のイベント”によって決まることがほとんどです。

  • 婚約

  • 結婚

  • 出産

  • 子どもの入学

  • 親との同居

  • 仕事の変化

こうした出来事が起きたとき、人は自然と「家を買う」という選択肢を考え始めます。

だからこそ、年齢だけで焦る必要はありません。 あなたの人生の流れの中で「今かな」と思ったときが、あなたにとってのベストタイミングです。


まとめ

家を買う年齢について悩む人はとても多いですが、実際には「この年齢でなければいけない」という正解はありません。 確かに住宅ローンの仕組みだけを見ると、30歳前後で購入するのが最も有利です。しかし、現実には30歳で家を買う人は少なく、多くの人が結婚や出産などのライフイベントをきっかけに、30代後半〜40代前半で購入しています。

20代で買う人もいれば、50代で初めて買う人もいます。 それぞれの背景や価値観、収入、家族構成、会社の制度などによって、ベストなタイミングは大きく変わります。

大切なのは「周りが何歳で買っているか」ではなく、あなた自身がどんな暮らしを望み、どんな未来を描いているかです。 家は“人生を支える器”のようなもの。あなたの人生の流れに合ったタイミングで選ぶことが、最も後悔のない選択につながります。

もし迷っているなら、まずは気軽に不動産会社に相談してみるのもひとつの方法です。 話してみることで、自分が何を大切にしたいのか、どんな家が合っているのかが見えてくることも多いものです。

あなたにとって最適なタイミングで、納得のいく住まい選びができますように。

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この記事を書いた人

不動産を愛しています。売買不動産歴10年以上、法人営業、個人営業を経験。売却査定数は5000件以上、内見数は1000件以上、取引数は500件以上、リノベーション件数300件、顧客満足な案件も、訴訟レベルのトラブル案件も経験してきました。不動産購入を検討している人やリノベーションを検討している人、不動産関係者に有益な情報を提供していきます。

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