マンション購入を検討していると、必ずぶつかる壁があります。それが「内見って、みんな何件くらいしているの?」という疑問です。最初はワクワクしていた内見も、回数を重ねるごとに疲れが出てきたり、「自分だけこんなに見ているのかな」と不安になったりするものです。
私自身、これまで1000組以上のお客様を接客してきましたが、内見に関する悩みは本当に多く、そして深いものです。内見はただ物件を見るだけではなく、将来の暮らしを想像し、家族の生活を思い描き、時には人生の方向性まで考える行為です。だからこそ、精神的にも体力的にも負担が大きくなりやすいのです。
この記事では、実際にどれくらいの人が何件内見しているのか、そして内見件数が多すぎるとどうなるのか、逆に少なすぎるとどんなリスクがあるのかを、私の経験と実例を交えながら丁寧に解説していきます。
「もう疲れた…」と思っているあなたも、「まだ数件しか見ていないけど不安」というあなたも、この記事を読み終える頃には、内見との向き合い方がきっと変わるはずです。
- 内見に疲れてきた人
- 何件も内見をしているが、良い物件が見つからない人
- 他の人が何件内見しているのか気になる人
1000組以上接客した経験から、平均の内見件数は4件~7件



多すぎても少なすぎても良くない“絶妙なライン”
内見件数は多ければ良いというものではありません。 しかし、少なすぎても比較ができず、判断材料が不足してしまいます。
私がこれまで接客してきた1000組以上のお客様のデータを振り返ると、最も多いのは「4件〜7件」の内見です。これは1日で回れる件数でもあり、比較検討がしやすい範囲でもあります。
一日で4〜7件を見て決める人もいれば、2件ずつを数回に分けて、2〜3か月かけて決める人もいます。どちらが正しいというわけではなく、自分のペースで進めることが大切です。
実際に接客したお客様の事例 最長20年の人もいた!
ここからは、実際に私が接客したお客様の事例を紹介します。
内見件数は本当に人それぞれで、極端なケースも珍しくありません。
内見1件で決めた強者
これは本当に稀です。 不動産屋としては手間がかからず助かるのですが、さすがに「他の物件も見てみませんか?」と提案しました。 それでもお客様は「これが良い」と即決。 結果的に満足していただけましたが、これは例外中の例外です。
内見13件・面談10回のヘビー級
正直、このパターンが一番大変です。 13件を10回に分けて内見しているため、1日1件で終わることが多く、比較がしづらい状態に。 ここまで来ると、お客様自身も「何が良いのかわからない」という迷いが生まれやすくなります。
内見30件以上・毎週一緒に過ごす3か月
ここまで来ると、もはや友達です。 毎週朝から晩まで一緒に内見し、気づけば3か月。 お客様自身も「そろそろ決めなきゃ」というプレッシャーを感じてしまうほどです。
家探し歴20年の猛者
これは本当に実在します。 20年探し続け、結局私からは購入しませんでした。 あれから5年経ちますが、まだ買えていない可能性すらあります。 ここまで来ると、相場が変わりすぎてしまい、もはや不動産屋より詳しいレベルです(中古マンション購入で希望物件が販売される確率とは 長期化する物件探しはギャンブル?)。
適切な内見数は5件~6件
内見は見れば見るほど良いわけではありません。 むしろ、見すぎると意思決定が鈍り、買い逃しにつながることが多いです。
ここでは、内見件数ごとの“よくある状態”をまとめてみます。
内見1件 比較物件が足りない
内見2件 比較物件が足りない
内見3件 比較はできるが、もう少し見たい気持ちがある
内見4件 良さげな物件が出てくるが、まだ自信がない
内見5件 4件目の良さに気づき始める
内見6件 4件目がベストだと確信し始める
内見7件 決断力が鈍り始める
内見8件 4件目を買わなかったことを後悔し始める
内見9件 迷宮入り
内見10件 市場に希望物件がないと判断し、待つモードに入る
このように、内見は多すぎても少なすぎても良くありません。 私の経験上、最もバランスが良いのは「5件〜6件」です。
内見前にわかることは詳細に調べて置くことが大切
内見は“最終確認”であるべき
実は、内見に行かなくてもわかることはたくさんあります。 それなのに、内見してから「これは無理だ」と気づく人が非常に多いのです。
内見前に調べられること
日当たり・周辺環境(マンション南向き、日当たりが良すぎて後悔?!メリットとデメリットを解説)
土砂災害・浸水・津波などのハザード(洪水ハザードマップの色分けの意味とは?資産価値への影響は?買ってもいいのか)
大島てる(大島てる)
売買の場合、内見は“最終確認”の意味合いが強いです。 だからこそ、内見前に懸念点を徹底的に調べておくことが重要です。
まとめ
内見はマンション購入において欠かせないプロセスですが、回数が多ければ良いというものではありません。むしろ、見すぎることで判断が鈍り、買い逃しにつながるケースは非常に多いです。逆に、少なすぎると比較ができず、後悔につながる可能性があります。
私が1000組以上のお客様を見てきた経験から言えるのは、「適切な内見件数は5件〜6件」ということです。この件数であれば比較がしやすく、かつ意思決定もしやすいバランスの良いラインです。
また、内見前に調べられることを徹底的に調べておくことで、無駄な内見を減らし、効率的に物件探しを進めることができます。周辺環境、ハザード、学区、資産価値などは事前に確認できるため、内見は“最終確認”として活用するのが理想です。
内見に疲れてしまったとしても、それはあなたが真剣に向き合っている証拠です。焦らず、しかし見逃さず、適切なタイミングで決断できるように、この記事が少しでもあなたの背中を押せたら嬉しいです。あなたにとって最適な物件は、必ずどこかにあります。


















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