レインズとは何か?スーモとの違いは?レインズは何のためにあるのか?

    不動産探しをしていると、「レインズ」という言葉を耳にすることが増えてきますよね。 ただ、多くの人にとってレインズは“名前だけ聞いたことがあるけれど、実際に何ができるのかはよく知らない”という存在ではないでしょうか。

    レインズは、不動産会社だけが利用できる特別なポータルサイトで、一般の人は直接アクセスすることができません。 しかし、あなたが中古マンションを探しているなら、レインズの仕組みを知っておくことは、物件選びの質を大きく左右します。

    なぜなら、レインズは「不動産会社が最初に見る情報源」であり、物件の流通の中心にあるからです。 あなたがSUUMOやホームズで見ている物件情報も、元をたどればレインズに登録されたものが多く、レインズを理解することで“物件情報の裏側”が見えてきます。

    この記事では、レインズの特徴やできること、登録する理由、SUUMOとの違いまで、初心者でもスッと理解できるように丁寧に解説していきます。 中古マンション探しを始めたばかりの人でも、読み終わる頃には「レインズってそういう仕組みだったのか」と納得できるはずです。

    💡【保存版】不動産用語100選|初心者でもわかる業界用語一覧

    こんな人におすすめ
    • これから中古マンション購入を検討している人
    • レインズを知りたい人
    • 他のポータルサイトとの違いを知りたい人
    目次

    レインズでできること

    不動産探しをしていると、「不動産会社はどうやって物件を探しているんだろう?」と気になることがありますよね。 実は、不動産会社が最初にチェックするのがレインズです。

    レインズは、全国の不動産会社が物件情報を共有するための“業者専用データベース”で、ここに登録されている情報をもとに、あなたに紹介する物件が選ばれています。

    レインズには、物件情報だけでなく、過去の成約データや市場レポートなど、一般の人が普段目にしない専門的な情報が集まっています。 つまり、レインズを知ることは「不動産会社がどんな情報を使って物件を紹介しているのか」を知ることにつながるのです。

    ここでは、レインズでできる代表的な機能をわかりやすく紹介します。

     

    物件の検索

    レインズの中心となる機能が「物件検索」です。 不動産会社はまずレインズを開き、全国の物件情報をチェックします。

    レインズでは、沖縄から北海道まで、全国すべての売買・賃貸物件を見ることができます。 一般のポータルサイトよりも情報が早く、正確で、詳細なことが多いのが特徴です。

    あなたがSUUMOで見ている物件も、元はレインズに登録されているケースがほとんど。 つまり、レインズは不動産流通の“心臓部”と言える存在です。

     

    成約事例の検索

    レインズでは、過去にどんな物件が、いくらで成約したのかを調べることができます。 これは不動産会社にとって非常に重要な情報で、売主が物件を売り出す際の価格設定にも使われます。

    「このマンションは最近いくらで売れているのか?」 「相場より高いのか、安いのか?」

    こうした判断の裏側には、レインズの成約データが活用されています。

     

    不動産の販売

    売主が不動産会社と専任媒介契約を結ぶと、その物件はレインズに登録されます。 登録された物件は全国の不動産会社が閲覧できるようになり、他社からも買主を紹介してもらえるようになります。

    つまり、レインズに登録することで“販売の間口が一気に広がる”のです。

     

    レインズに登録している不動産会社の検索

    あまり使われることはありませんが、レインズに登録している不動産会社を検索することもできます。
    「この会社はちゃんとレインズに登録しているのか?」という確認に使われることがあります。

     

    成約レポートを確認することができる

    レインズでは、公益財団法人 東日本不動産流通機構が発行する「Market Watch サマリーレポート」を閲覧できます。

    内容は非常に専門的で、以下のような情報が含まれています。

    • 首都圏 中古マンション市場の動向

    • エリア別の成約動向データ

    • 中古戸建市場の動向

    • 中古戸建のエリア別成約データ

    不動産会社はこれらのデータを参考に、市場の流れを読み取っています。


    レインズに登録する理由

    不動産を売却する際、レインズへの登録は非常に重要な役割を果たします。 特に専任媒介契約を結んだ場合、宅建業法でレインズへの登録が義務付けられています。

    ここでは、なぜレインズに登録する必要があるのか、その理由をわかりやすく解説します。

     

    専任媒介はレインズに登録しなければならない

    不動産の囲い込みを防ぐため、専任媒介契約を結んだ場合はレインズへの登録が義務化されています。 囲い込みとは、売主から預かった物件を他社に紹介させず、自社だけで売ろうとする行為のことです。

    レインズに登録することで、他の不動産会社も物件情報を閲覧できるようになり、買主の紹介がスムーズになります。

     

    レインズに登録するメリット

    レインズに登録すると、全国の不動産会社がその物件を閲覧できます。
    売主にとっては、より多くの買主候補にアプローチできるため、販売活動の幅が広がります。

     

    レインズに登録するデメリット

    レインズは便利な仕組みですが、デメリットもあります。

    「周囲に知られずに売却したい」 「ご近所に売却を知られたくない」

    こうしたケースでは、レインズへの登録は向いていません。 水面下で売却したい場合は、不動産会社に相談し、非公開での販売方法を選ぶこともできます。

     


    スーモとの違い

    レインズとSUUMOは、どちらも物件情報を扱うサイトですが、目的がまったく異なります。

     

    レインズとSUUMOの違い

    レインズ → 不動産会社同士が情報を共有するためのサイト → 一般の人は閲覧不可

    SUUMO → 一般の人に物件情報を届けるためのサイト → 誰でも閲覧可能

    役割がまったく違うため、両方を理解しておくと物件探しがスムーズになります。

     

    レインズよりSUUMOのほうが情報が多い

    本来は専任媒介契約を結んだ物件はレインズに登録されるべきですが、業界の悪い慣習として“囲い込み”が残っているため、レインズに登録されずSUUMOだけに掲載されるケースもあります。

    そのため、一般の人が見る情報としては、SUUMOのほうが多く感じることがあります。

     


    まとめ

    レインズは、不動産会社だけが利用できる専門的な物件データベースであり、不動産流通の中心にある非常に重要な仕組みです。 あなたが中古マンションを探しているなら、レインズの存在を知っておくことで、物件情報の裏側や不動産会社の動きがより理解しやすくなります。

    レインズには、物件情報だけでなく、過去の成約データ、市場レポート、不動産会社の登録情報など、一般のポータルサイトでは得られない専門的な情報が集まっています。 不動産会社はこれらの情報をもとに、あなたに最適な物件を紹介したり、売却価格を決めたりしています。

    また、専任媒介契約を結んだ物件はレインズへの登録が義務付けられており、売主にとっては全国の不動産会社に情報を公開できる大きなメリットがあります。 一方で、周囲に知られずに売却したい場合にはデメリットとなるため、状況に応じて販売方法を選ぶことが大切です。

    SUUMOとの違いを理解しておくと、物件探しの視野が広がり、より効率的に理想の住まいに近づくことができます。 レインズは一般の人が直接見ることはできませんが、その仕組みを知るだけで、不動産探しの精度がぐっと上がります。

     

     

     

    よかったらシェアしてね!

      この記事を書いた人

      不動産を愛しています。売買不動産歴10年以上、法人営業、個人営業を経験。売却査定数は5000件以上、内見数は1000件以上、取引数は500件以上、リノベーション件数300件、顧客満足な案件も、訴訟レベルのトラブル案件も経験してきました。不動産購入を検討している人やリノベーションを検討している人、不動産関係者に有益な情報を提供していきます。

      目次